表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
141/177

17-16

「明日も朝早うございます。酒もほどほどになさいませんと」

と典成は言いました

経行は酒をちびりと一口飲むと、目を伏せてまた物思いに耽ったような顔になりました。

「桃は、戦は好かん、と言っておった。先代が天下を争ったときの戦で父親と兄を亡くしておる。ワシは何度謝らねばならんのだろうな。・・・典成、お前にも」

と経行は言いました。

典成は胡坐をかいた格好で両手の拳を畳に着けて経行に頭をぐっと下げました。

経行は暗い町を見下ろしながら独り言のように

「また戦が始まる。すまんな、桃よ」

と言うのでした。


同じころ、内陸の村。

桃太郎たちは村長の家に招かれていました。

「小さな村なのでこのくらいしかもてなしができませんが」

と昌幸と信之は精一杯の食事や酒を桃太郎たちに準備してくれました。

「桃ちゃん、お礼を言うのよ」

とシェリーが桃太郎に耳打ちしました。

「村長さん、ご丁寧なおもてなしありがとうぞんじます。手前、果物の端くれなれど光合成などといった植物の化学反応が不得意ゆえ、このような飲食物はエネルギーを得るために必要不可欠なのです」

と桃太郎が言いました。

信之は

「桃太郎さん、赤いキノコは本当に気を付けなければなりません。キノコ狩りをする時にはどうかキノコに詳しい専門家と一緒にすることをお勧めします」

と心配そうな顔をしました。

村人たちに姿が見えないシェリーが

「なんだかわたしが恥ずかしくなっちゃう」

と頬を赤くして桃太郎の散らかりぶりを恥じました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ