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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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3-2

喜一は、今度は本堂の方で何者かの気配がするのを察知しました。なんとなく、彼はその正体の見当がつきました。

喜一はため息交じりに

「なるほど。たしかにあれも野生動物っぽいところがあるからな」

と、動物たちをその場に残して本堂に戻りました。

本堂では、目出しの覆面姿の男が麻袋を手に盗みを働いている最中でした。ご本尊の仏像にお供えした饅頭などがなくなっているので、その覆面男が盗んだことは明らかです。

「…桃太郎、なにをしている」

と喜一が聞きました。

「僕は世界を股に掛ける大泥棒、ピーチ・ザ・セカンド!」

と覆面男の桃太郎は名乗りました。

「桃太郎、なにをしている」

喜一はもう一度聞きました。

「ははは!僕が桃太郎という証拠はあるのかな!?」

桃太郎は盗んだ物を入れた麻袋を左手に、右手には竹刀を構えました。

喜一は先端に布が巻かれた木魚用のバチを剣のように構えて

「なんのつもりかわからんが、コソ泥をするのならお仕置きだ」

と言いました。

「ピーチ・ザ・セカンドは植物界から人間界に使わされた使者なのだ。ビバ・フルーツ!」

桃太郎は言うなり、大きくジャンプして竹刀を振り上げて喜一に襲い掛かりました。

喜一はバチで軽く桃太郎の竹刀を受け止めると彼の腰ひもをつかんでブンッと壁に向かって投げました。

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