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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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17-9

「ああ、信之がタヌキに!」

「親父こそタヌキになった!」

向こうから昌幸と信之の声が聞こえました。

「これで誰を攻撃したらいいのか分からなくなるだろう」

コンスタンティノープルは得意そうに言いました。

「桃太郎、こんなものはつまらない手品だ。気合でどうにかなる。おりゃっ!」

ドンッ!とタヌキ姿のナクラは金棒を思い切り地面に叩きつけました。するとナクラにかかっていた妖術が煙になって体から離れて空中に消え去りました。

桃太郎はナクラの忠告も聞かずタヌキ姿のままコンスタンティノープルに突撃し、バールを繰り出しました。

「茶釜タヌキはお前だけだ、間違うもんかい」

桃太郎は言いました。

「しまった!ごもっともだ!」

コンスタンティノープルはうかつでした。

シェリーは友達がタヌキの姿になったのを驚きました。そして

「桃ちゃんタヌキ、かわいい!」

と褒めました。

「桃太郎、紛らわしいから妖術を解いてからにしてくれ」

ナクラが言いました。確かに見た目は違うにしても、大きなタヌキ同士が戦っている様子は敵味方が分かりにくいものでした。

「どうすりゃいいの?」

桃太郎はコンスタンティノープルと戦いながら言い返しました。

「体にまとわりついてる妖術を気合で振り払うんだ。下腹に力を込めて、えいやって感じで!」

ナクラが言いました。

桃太郎は言われるままに下腹を意識してちからを込めると、

「えいやっ!」

と気合の声を出しながらバールを振り下ろしました。バールがコンスタンティノープルの木槌にぶつかった瞬間、ボンッと桃太郎にかかっていた妖術も解けてしまいました。

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