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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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16-5

描き終わったシェリーはナクラの顔と見比べて

「ぷーっ!」

と吹き出して笑い転げました。

桃太郎は手配書をじっと見て

「これは・・・そっくりだ!」

とプルプル震えました。

「いやいや、そっくりじゃないだろ」

ナクラが嫌そうな顔をします。

シェリーはいよいよおかしくなり、そこら中を笑いながら転げ回りました。ベルナドットもなんだか楽しくなって一緒に地面を転がって遊びました。

「これから先はシェリーが人相書きを書き換えてくれるから安心だ。人目を気にせず旅が出来るぞ」

桃太郎は落書きされたナクラの人相書きを道のわきにある木に貼り付けました。

シェリーは涙をこぼしながら

「ナクラちゃんの似顔絵は、わたしに、まかせて・・・ひーっ」

と笑い続けました。


同じ頃、都の端にあるウィリアムの家。

メアリー博士はシェリーの寝台横で椅子に座り、指を組んで神様にお祈りをしていました。お祈りを終えたメアリー博士は、

「きっと楽しい夢を見てるのね」

とうれしそうに言いました。シェリーの寝顔が微笑んでいるように見えたからです。

「元気になったら、どんな夢を見ていたのかママに教えてね」

メアリー博士はシェリーの髪を優しく撫でるのでした。




第16話 おわり

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