表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
123/187

16-3

その隙にシェリーはナクラの人相書きを

「えいっ!」

と引き剥がしたのです。

「あっ、人相書きが!」

門番にはシェリーが見えなかったので、人相書きが風に剥がれて飛ばされているように見えました。ナクラの人相書きはヒラヒラと宙を高く舞い上がり、門の向こう側へと運ばれていきました。

「これは困ったぞ。人相書きが飛ばされてしまった」「きっと糊がしっかりついていなかったのだ」

門番達は顔を見合わせました。その彼らの目の前で、アレキサンダーはいよいよ感情が高ぶった風を装いました。しゃがみ込んだナクラの肩を手でぎゅっと掴みながら

「ギャッギャッギャーッ!」

牙を剥いて、体をブルブル震わせながら奇声を発したのです。アレキサンダーの瞳は黄色に光り正気を失っているように見えます。それはまさに野生の猿でした。

「このとおりうちのお猿さんはとても気短で、すぐに噛みついたり引っ搔いたりするのです」

桃太郎は肩をすくめて申し訳なさそうに門番に言いました。

「噛みつくのか!?…ええい、もう通行料は貰った、さっさと行ってくれ」

門番たちは桃太郎たちを追い払うように門の向こうを指差しました。

桃太郎たちは無事に関所を通ることができました。

しばらく進んで関所から離れたところまで来てから

「アレキサンダー、うまいことやったな」

とナクラが言いました。

「誤魔化すためとはいえ乱暴なことをしてすまなかったぜ」

アレキサンダーは謝りました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ