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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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15-8

シェリーは桃太郎たちの近くに座って外の雨を見ながら

「友達みんなで雨宿り。素敵。きっと雨のにおいがするんだろうな」

と言いました。

桃太郎は寝転がったまま

「元気になったらいろいろ嗅いでみるといいよ。雨も花も。べルナドットのおでこはお風呂に入らないでいると臭くなるんだ」

と言いました。

「ベルちゃん、おでこがくさくなったらお風呂だよ」

とシェリーが言いました。

べルナドットは静かに牙を剥きました。

桃太郎たちは体が冷えないように、みんなでくっついて温かくしながら雨が止むのを待ちました。

やがて雨が上がりました。雨雲が少なくなり青空が広がりました。

桃太郎たちはお堂を出て街道を進みました。

道に水たまりができて、空には虹がかかっています。

「きれいだね」

シェリーは喜びました。

桃太郎たちは楽しい気分になって街道を進むのでした。

夕暮れ、街道沿いにある村。

桃太郎たちは村の中にある『宿屋べんぞう』の前に立っていました。

「べんぞう、って書いてある」

とシェリーは言いました。

「えらいぞシェリー」

桃太郎が言いました。

「バカにしないで桃ちゃん!ひらがなは読めるって言ったでしょ!」

「シェリーはかわいいな」

桃太郎はシェリーの怒った顔も本当にかわいいと思ったのです。

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