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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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15-6

佐々木の前に和田が進み出て

「嫡男の知家様も元服され、いよいよお家も安泰ですな」

と言いました。和田の隣に佐々木の長男である知家が立っています。知家はまだ幼さが抜けない顔つきであったはずなのに、今は凜として大人びた様子で佐々木を見つめています。

「知家、しばらく見ないうちに立派になったな」

佐々木は久しぶりに会う息子の成長を喜びました。

知家は笑顔で

「はい、父上。ところで・・・」

と途中で言葉を止めました。

「そんなところにいては風邪をひいてしまいますよ?」

佐々木はハッとしました。幻が解けたのです。彼は庭に裸足で下りて雨に打たれていました。

縁側から下侍が

「佐々木様、びしょ濡れではないですか。いったいどうされたのです?」

と佐々木に声をかけています。佐々木は周りを見回しましたが、暁童子の姿は見えません。

「はて・・・これはいったいどうしたことだ?」

佐々木は戸惑い、首を傾げました。

暁童子は屋根の上にいました。

「僕が鏡を持ってなくて助かったね。いや、鏡があったとて相手するほどの者でもないか。村の五つで満足するようではたかがしれている」

暁童子は雨に打たれながら一人たたずんでいるのでした。

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