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「狩りとは、恐ろしい響きです」
コペルニクスは思わず体をぶるっと震わせました。
「コペルニクスは狩らないよ、鹿や熊を狩るんだ。畑を荒らしたり人里を襲ったりするからね。肉も毛皮も町で売れるし。山賊はやっつけて奉行所に差し出せば賞金貰える。いってみれば武者修行で、いずれは兵法者として名を上げようと思ってたんだ。そんな僕を村の奴らは変人扱いするんだけどね」
桃太郎はムシロの上に座りました。動物たちもそれぞれ囲炉裏を囲んでムシロに座ってゆったりくつろぎました。
「あなたは村の人たちとあまり仲が良くないようですね。なぜなんですか?」
とコペルニクスは聞きました。
「あなた、なんて堅苦しい呼び方はよしてよ」
と桃太郎は言いました。
「ではなんと呼びましょう」
「桃太郎、でいいよ」
「では桃ちゃんと呼びましょう。桃ちゃんはなぜ村人と仲が悪いんです?」
「僕はこの村の血じゃなくて外から拾われた子、戦災孤児のよそ者なんだってさ。子供のいなかったジジイとババアが育ててくれた。ジジイとババア以外で僕に親切にしてくれるのは喜一の坊さんだけだ。坊さんは剣術やら文字の読み書きを教えてくれる。僕のお師匠さんだ」
桃太郎は火のない囲炉裏を灰かき棒でいたずらにかき混ぜながら言いました。
「ところがどっこい、僕はよそ者どころか植物生まれのフルーツ少年だったというわけだ。村のやつらと馴染めないのも無理はない」
「僕、桃ちゃんのこと好きだよ」
とべルナドットが言いました。




