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ももレヴォ  ~桃太郎が世界に対し革命を目論むお話~  作者: 有限よしみ


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14-14

「なるほど。ではワシはそこらの山でのんびりしておるから、雨の入り用があったら来てくれ」

ビスマルクは槍を担いで村から出て行きました。

「桃太郎さん、ありがとう!」

力之助と村人たちは桃太郎たちに何度もお礼を言いました。

一件落着に見えましたが

「大変です!べルナドットが虚無になっています!」

とコペルニクスの声が響きました。

妖怪の雨に打たれてびしょ濡れになってしまったべルナドットは、全ての感情を無くした虚無の表情で立ち尽くしていました。

「おいおい、大丈夫かべルナドット?」

アレキサンダーが聞きました。

べルナドットは体をブルブルして水滴を飛び散らせると

「ハッ!ハッ!」

とステップを踏みながら誰それかまわず笑顔を振りまきました。なぜだかはべルナドットにも分からなかったのですが、テンションが上がってどうしようもなかったのです。

「べルナドット、体が冷えてしまっただろう?かわいそうに。お風呂に入るか?」

と桃太郎が聞きました。

ぴょんぴょんとステップを踏んでいたべルナドットでしたが、桃太郎の言葉に思わず立ち止まると、無言で牙を剥いたのでした。


その日の夕暮れ。

「ここは空き家だ。何日でも好きに使ってくれ」

と力之助は桃太郎たちに泊まる場所を用意してくれました。それは誰も住んでいない民家でした。

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