第52話:朝からドキドキ、お姫様抱っこされた
大佐のベッドで寝るとき、ソフィーには一つの悪い癖があった。つまり、ベッドの内側から外側に向かって手や足を伸ばす癖だ。それで大佐をベッドから蹴り落としたことさえあった。そして今、最大の問題は、自分がベッドの外側で寝ていることを忘れていたことだ。そのため、彼女がいつものように手足を外側に思い切り伸ばしたところ、バランスを崩して、そのまま大佐の上に覆いかぶさってしまった。
大佐もソフィーもすぐに目を覚まし、二人は慌てて立ち上がろうとしたがうまくいかなかった。何度か大佐がうっかりソフィーの柔らかい体に触れてしまい、驚いてすぐに手を引っ込めた。体のどの部分に触れたか考える余裕さえなかった。最後には、やはり大佐が先に冷静になった。自分とソフィーの位置と体勢を調整し、しゃがみ込んでソフィーに言った。
「私の首に、両腕を回してくれ」
ソフィーは深く考えずにその通りにした。
それから大佐は、片手でソフィーの背中を支え、もう一方の手を彼女の膝の裏に当てて、ソフィーをお姫様のように抱き上げてベッドに寝かせた。大佐は、ソフィーがベッドに下ろされる時に手を離してくれるだろうと、すっかり思い込んでいた。しかし現実は、ソフィーは手を離さなかったばかりか、むしろもっと強く抱きしめてきた。
ソフィーは、ジャッキーがリオンに仕掛けた足のロック技を思い出し、真似してみようと思った。両足を広げて、大佐の腰に絡めつけようとした。軍隊で柔術の訓練を受けていた大佐は、本能的に体を右に回転させて、足のロックを外した。しかし、回転している間にソフィーを引き寄せてしまい、最終的に二人が止まった時、ソフィーは自分が大佐の上にまたがっていることに気づいた。恥ずかしさのあまり、彼女はすぐに起き上がって部屋を飛び出していった。





