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ゆっくり話して/婚約者の死刑待ち  作者: 香詠 Koei
第二章 愛され女になった
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第18話:子供にさえ、私の気持ちがバレてる

戦乱のせいで、モーちゃんは学校に通えなくなっていた。それでソフィーは、自主的に彼女の勉強を見てやることにしたのだが、モーちゃんがいつも変わった質問ばかりしてくるのだった。


「綺麗なお姉ちゃん、どうして学校は閉まっちゃったの? 私のお友達は、みんなどこに行っちゃったの?」


ソフィーは少しだけ考えてから、こう答えた。


「ここにね、悪いことをするおじさんたちが来てるの。その悪いおじさんたちがみんないなくなったら、モーちゃんも、他のお友達も、また学校に行けるようになるんだよ」


「じゃあ、悪いおじさんは、どうしてここに来たの?」


ソフィーはもう少しだけ考えてから、また答えた。


「それはね、学校でいつも、少しだけ言うことを聞かない子が、他のクラスにちょっかいを出しに行っちゃうみたいなものなの。でもね、時間になったら、その子もちゃんと自分のクラスに戻らなきゃいけないのよ」


モーちゃんは、わかったような、わからないような顔をしていたが、また質問した。


「じゃあ、大佐おじさんみたいないい人も、自分のクラスに戻らなきゃいけないの?」


その質問を聞いた瞬間、ソフィーは胃がギュッと締め付けられるような痛みに襲われ、何も答えられなかった。


綺麗なお姉ちゃんがすっかり黙り込んでしまったのを見て、モーちゃんは尋ねた。


「綺麗なお姉ちゃんは、大佐おじさん——」


「す、好きじゃないわよ! 大佐おじさんのことなんて」

ソフィーは慌ててそう言い返したが、言ってすぐに、やってしまったと後悔した。まだ年の小さな子供だから、どうかこの言葉の裏に隠された本当の意味に、気づきませんように——それだけを願うしかなかった。


だが、彼女はモーちゃんを甘く見すぎていた。

その願いも虚しく、モーちゃんは歓声をあげながら、大声で言い放ったのだ。


「わーい! やっぱり綺麗なお姉ちゃん、大佐おじさんのこと好きなんだ!」

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