トーヤは荒野で叫んでいる
サンタクロースを信じていた人は大勢いると思う。クリスマス・イブ子供たちにプレゼントを配っていく白鬚を蓄えた赤い服のおじいさん。子供にとっては正義の味方よりも待ち望んでいる奇跡。
しかし子供たちもいつかは気づく。サンタクロースという存在は大人たちが作った優しいウソの産物であることを。サンタクロースの正体が子供たちの親もしくは親に近しい存在であることを。
何が言いたいかって?物事には必ず終わりがあるということさ。どんなにうれしいことにも終わりがある。ならば苦しい出来ことにだって終わりはくるはずだ。そうでなければ世の中不平等だ。
さあ叫ぼうじゃないか、ありったけの思いを。この現状が変わることを信じて。
せーのっ
「ここはどこですかーーーっ」
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僕は佐藤澄夜、極々一般的な高校生である。特殊な生い立ちもなく、特別な才能もないはずである。
そんな今の僕の現状は殺風景な荒野が続く大地に突っ立ている。確か昨日の夜は、明日の学校の準備をして、健康的な時間に床に就いたはずなのだが。
この状況は一瞬夢かとも思ったが独特の肌の空気感や匂いから現実のように感じられる。
まさか僕には隠された不思議な力が眠っていて、その力が覚醒し異世界へとわたったのか。ならば再び元の世界に戻る力だってあるはず。
「元の世界にもどしておっくっれ!!!」(僕が思う全力を出しつつかっこいいポーズをした!)
何も変化なし。
あえて変わったことがあるのなら、僕の黒歴史が1つ増えた。




