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7 隠しキャラは顔がいい

それから、教室へ移動した。私はエマと同じクラスみたいで、二人で並んで教室へ向かう。


「リリと同じクラスなんてうれしいな~」


「私もうれしいわ」


すると、エマは何かを思い出したかのように私の肩をがっととつかんだで顔を近づけた。


わあ、顔がいい。とてもかわいい。


「ねえ、リリ!殿下、リリのこと好きすぎじゃない!?」


私はすんと表情を消した。


「それはないわ。あれは面白がってるだけよ。リアム様のせいであんな席になったのに」


エマはさらに驚いた顔をした。


「え、リアム様って呼ぶこと許されてるの?」


「ええ、というか、呼ばされてる」


エマがめちゃくちゃニヤニヤしてる。絶対勘違いしてるわ…


「ふふ、これからが楽しみ」


「そうね、学園生活は楽しみだわ」


教室は自由席らしく、私とエマは窓際の席に座った。

全員が集まってからしばらくして先生がやってきた。


「はじめまして、みなさん、ジェフリー・シュラウです。よろしくお願いしますね。」


真面目で優しそうな先生だ。

エマがこそっと耳打ちしてきた。


「あの人ね、隠しキャラだよ」


「ああ、そういえば」


ジェフリー・シュラウ…『Sっ気年上先生枠』だったかな?年上とか長髪がタイプの人には人気だった。

どうりで顔がいいと思った。ていうか、優しそうな先生なのにSっ気なのね。


それから全員自己紹介をしてく。

しばらくして私の番が来た。


「はじめまして、リリアベル・ミシュフェニスです。仲良くしてくださるとうれしいです。よろしくお願いします」


ふう、なんとか噛まずに言えた!緊張した~


となりからかわいい挨拶が聞こえる。


「エマ・スターライトです!私、すごく楽しみだったんです!仲良くしてください!よろしくお願いします!」


さすがヒロイン、たくさんの男子がくぎ付けになってる。


その日はきまりから施設までいろんなことの説明があって終わった。教科書は全部持ってくのは大変だから、寮に届けられるらしい。


「では、今日は解散です。最後まで静かに聞いてくださってありがとうございました」


やはり、とても穏やかな先生だ。Sっ気枠だけど。


「リリ!中庭で話さない?」


「ええ、少しならいいわ」

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