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デルタ・ワン(クロスロード編)  作者: NabYu
1章:冒険
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「相手をよく見て、次の動作を予測しろ!」カートはパイプを武器に、タケルに襲いかかる、タケルはスリングショットを構えて、アランを狙い撃つが、簡単に避けられてしまう。アランの持ったパイプがタケルの顔面に迫り来る。タケルは間一髪でかわし、「殺す気か⁈」と叫んだ。「大丈夫、大丈夫、ちゃんと直前で止めるから」とおどけた様子のカート。タケルは手に持ったスリングショットを見つめ「こんなパチンコで、接近戦なんて、、、」と文句を言う。「相手の行動、相手との距離、狙いを定め手を離すまでの自分の動き、これらを瞬時に考えて動くことができれば、どんな状況でも戦えるようになるさ。」そう明るく話すカート。「今日はこれぐらいにしようか。」とテントに帰るカート。


カート達がテント内で昼食の準備をしていると、雨が降り始めた。「アランは大丈夫かな、、」とセレーナが呟く。「そういえば、兄様とタケルさん達は、村でアランさんと会ったんですよね?」とハンナが問いかける。タケルは険しい顔をして、アランと会った数日前のことを思い出す。 


 数日前も今のように雨がポツポツと降り注いでいた。タケルは、アランの様子を見に行くため、カッパを着てシモンズの食料調達について行った。アランを探して廃村を歩いていると、一面に広がる墓地を見つける。その端で、ボロ布を被り、木製の柱で十字架を作るアランを目撃したタケル。「アラン!」と叫びタケルが駆け寄ると、アランは「寂しそうに笑みを浮かべた。「心配したんだぞ」とタケルが言うとアランは「ごめん」と返した。「何してたんだよ、、、?これ全部お前が作ったのか」と問いかけるタケル。「あぁ、じっとしていられなくて、、」そう答えるアラン。しばらく沈黙が続いた後、アランが「カートから何か聞いたか?」と尋ねる。尋ねられたタケルは不思議そうな顔をしている。「しばらく1人にしてくれないか、色々あってな、」と呟くアラン。


 「タケルさん?」というハンナの声で我に帰るアラン。「あぁ、ごめん。」と慌てて返すタケル。すると突然「お熱いとこすまねーが、ちょっといいか?」とベックが割って入ってきた。ベックは頭を掻きながら、「あー、急で悪いんだが、俺達は明日、ここを発つつもりなんだ。」と話す。「ショクブツが現れたからですか?」とシモンズが問いかける。「まぁそんなもんだ。いつまでも、ここにいるわけには行かないかないしな」と返すベック。実はここ数日、テント周辺にショクブツが現れていた。カートやベック、タケルの活躍により、被害はないものの、武器や電池の消費は生じていた。「マコは連れて行くのかい?」と陽気に尋ねるカート。「ッチ。初っ端が、それかよ。」と呟くベック。「悪いんだが、マコとユースを頼んでもいいか?」とアルが尋ねる。カートは「まぁそうなるだろうな。いいぜ。」と言いかけ「ちょっと待て、なんでユースまで?」と驚きながら尋ねる。「そうでもしないと、ついて行くって聞かなくて、、」と困った顔でマコを見つめるベック。「あんたらの進路と俺らの進路が交わる位置があるあから、、」と、地図を指差しながら話すユース。「マコに信用してもらうために、ユースも一緒に預けるというわけですか」とシモンズが言い当てる。「まぁそういうわけだから、頼むわ」と頭を掻くベック。カートは「いいよ!」と元気に返事をした。「おいおい、そんな安請け合いしていいのかよ」と突っ込むタケル。「シモンズ、何とか言ってくれよ」とタケルは泣きついたが「私たちが、どうこう言う話ではないので、、」とシモンズは呟く。


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