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Signal World  作者: PEACH
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3/7

第1話 別れと「はじまり」

・・・。

うそぉおぉおぉおぉおぉおぉおぉおぉおぉ~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!


突然ですが、転校です。

魔法学園に…

「嘘でしょ!? ラルティア、これは夢なの!? だって…え…あの有名なレシラルフール学園でしょ?なんであなたが…」

「それは私が訊きたいところダヨ…お母さん…」

一通の手紙から、セフネス家は混乱に陥っています。

そう、だって…今まで普通の学校に通ってた私が、一般市民だった私が…特別な人、魔法者が通う魔法学校に通えるなんて!!

「で、でもお母さん…この手紙怪しいよ。だって私魔力なんて欠片も持ってないよ?」

「そ、そうねぇ…私もあなたがレフールに通えるなんて思ってないわ。」

じゃあ、さっきまで何を喜んでたんだ。

「そ、それに、私転校なんてしたくないし、友達と離れたくないよ…。私、レフールに通える自信もな…」


「自信がなかろうと、あろうと。その手紙は強制の魔法がかかっている。…ッフ、一般市民にはそんなこともわからないのか。」


な、なに!?なんなの??どっから聞こえてるんだろ…


「おい、ハク!! 失礼だろ!! 俺らは学園長直々に任務を下されているんだぞ!!」


なんなの!?さっきから~

「まぁ…イケメンね…」

はぁ??

「何言ってるの、お母さん??」

「あの二人の美男子よっ!!」

そう言ったお母さんの指差す方向を見ると…

浮いていた。


「な、なにアレ!! 浮いてるよ!?」


「なんだ、一般市民はこんな初級魔法が珍しいのか??」

「だから、ハク!! あの、ホントすみません…いきなり現れて、こんな失礼な態度とってしまって…」


「と、とにかく…あなた達、誰なの!?」


「申し遅れました。私の名前は…ってこんな畏まらなくてもいいか。俺の名前はサクセス・ナフ。

そんでこっちの生意気なのがハクラル・リソード。俺らはレフールからあんたを迎えにきたんだ。」


「む、迎えに来た!?」


「そうだ。ありがたく思え。一般市民が。」

「な、なんなのあなた!? 初対面の女子にその態度はないでしょ!!」

「ハァ~? 女?? オマエのどこらへんが女なんだ?」

むっかぁ~~~

「あ、あははははは。いや、ホンットごめんね。俺らは君と同じ、レシラルフール学園中学部3年生だよ。そしてサンリュウ学園長に君を迎えにいくよう頼まれたんだ。」

「は、はぁ…て言われても、私は行く気ないんですけど…。」

「バカか。さっきも言っただろ。オマエの気持ちがどうであろうとその手紙は強制だと・・・」

「あなたに訊いてないわよ!!」

「なっ!!」

「まあまあまあまあ。そんな喧嘩しないでー。でもハクの言ったことは本当なんだ。その手紙は学園長から強制の魔法がかけられていてね。強制の魔法はちゃんと守らないと君自身が危ない目にあうよ。」

「そうだぞー。死よりも恐ろしい罰がな…」

「な、何よそれぇ~。私、関係ないじゃない!!」

「ゴ、ゴメンネ~。でも、しょうがないんだ。」

しょうがないってなによ~~。

「で、でも…わたし、魔力は・・・」

「持ってないんだろ? 見たらわかる。実際俺ら自身もなぜオマエを試験もなしに入学させるのかわからない。」

ど、どういうこと…?

「これはすべて学園長が決めたことでね。君がすべてを知りたいなら・・・行くしかないよ。」

「ああ、学園長が向こうで待ってる。 ・・・行くのか?行かないのか?」


そ、そんなの…いきなり決めろって言ったって…私に魔力が無いことには変わりないよ。


「大丈夫よ。」

え…?

「アンタならやれる。私の娘よ?? できないことなんてないわ。」

「で、でも、もし通うことになったら…」

「しばらく離れ離れね。」

「・・・。」

あたりがシンと静まりかえった。決断を決めるまでの時間が長く感じられる…。


「…いってくるよ。」

「行ってらっしゃい。大丈夫。お母さん、ずっとここにいるから。いつでもいいわよ。帰ってきなさい。あなたがどこへ行こうと、あなたの家はここだから。」

「…うん!!」


「それじゃ、いいかな?? 覚悟はできてる?? しばらく会えなくなるけど…」

「大丈夫!! もう決めたから!!」

「では、行くぞ!!」

「手、握って。魔法で移動するから。」


…怖い。私は二人の手を右手と左手で…ギュッと握りしめた。


だけど大丈夫。私の大好きな笑顔で、背中を押してくれたから。

いける。


ありがとう。そして、行ってきます。

はじまる、私物語。

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