↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
34/51

第34回

 僕は隠れて有宮博司さんのラジオも聴いている。

 有宮博司とは毒舌でキレの鋭いツッコミやボケが持ち味のタレントである。

 ある日、ラジオを聴いていると、お金がないとぼやく有宮の先輩芸人に対してとあることを言っていた。

 「毎日、しっかり働いているんでしょ?給料が上がらないのは社会が悪いってニュースでやってたよ。」

 「いや、その仕事がないんだよっ!」

 (そうだ、僕が必死に就職活動を行っても門前払いにされ、必死に簿記2級を取得すれば、体調を崩して何も出来なくなる…これは僕が悪いのではない。神、いや社会が悪いのだ。)

 僕は咄嗟にそう咀嚼した。


 その日から肩の荷が下りたようにすっきりした。

 (自分が悪いのではなく社会が悪いんだ。)

 毎日のハローワークの求人検索も一日置き、二日置きと減少していって、検索をしない日も増えてきた。

 その時の僕の口癖は

 「どうせ誰かが助けてくれるでしょ…。助けてくれなかったら生活保護しか…。」

 という内心悲しい言葉だった。

 だが、僕にとって就職活動も出来ない身体になってしまったのでこういった逃げ道しかなくなったのだ。

 この頃から段々と身体だけでなく心まで荒んでいったのだった。

 お読みいただきありがとうございます!

 少しでも「面白い」「続きが気になる」と思っていただけたら、ページ下部の【ブックマーク追加】や【評価(★★★★★)】で応援していただけると大きな励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。