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第27回

 AYB32の特徴としてグループ人数が多いことが挙げられる。AYB32の歴史において加入者がどんどん増え、劇場公演に全員が立てなくなり取られた制度が「チーム制度」だった。かつて人気があった黄金期にはチームAからチーム3まで存在していたぐらいだ。

そんな「チーム制度」が人気と比例して減少していったメンバー数に伴い、この度、廃止となった。

 ファンの反応は様々で悲しむファンが多かったように感じた。だが、私はチャンスだと思った。

私は選抜に選ばれたことはなかったけど劇場では評価されていたし、何より高坂春奈先輩のように「劇場の女神」になると、意気込んでいた。そのため、これまでのチームごとの公演では自分の公演日以外は出られなかったのが、チーム制度の廃止によって機会が格段に増えると考えた。


 運営はチーム制度の廃止と共に、ある発表をした。

 20年以上継続して利用してきた劇場をリニューアルすることだ。

 劇場がリニューアル工事に入る期間、公演が出来ないので地方出張公演が行われることになった。メンバーは驚きの声と共にいろんな場所に行けることを楽しみにしているという声が多かったが、私はこれもまた、チャンスと捉えた。劇場公演で磨いた魅せ方によって地方で普段、AYB32に会いに行けないファンの人の心を掴むぞと意気込んだ。


 私はその日の夜、久しぶりにbotのような握手会情報ではなく、「普段会えない沢山の方と会えること楽しみにしています!」という言葉と共に他のメンバーに撮影してもらった写真を背景にした投稿をSNSに送った。


 お読みいただきありがとうございます!

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