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第23回

 季節は本格的な冬を迎え2月となった。

 2月に入り、20期生と21期生による新公演の開催が発表された。

 私はそのこけら落とし公演へ向けてのレッスンが佳境を迎えていた。

 それと同時期に、新曲『横目でウインク』の選抜発表が行われた。

 今回の新曲はグループ創成期から支えてきた最年長メンバーの卒業シングルでもあり、私は必ず選抜入りすると意気込んでいた。

 しかし、選抜発表は粛々と進む中、呼ばれたのは同期の20期生から3名、そして後輩の21期生から初選抜で2名の名前だった。

 そこに、私の名前はなかった。

 あんなに意気込んでいた気持ちが嘘のように、今度は不思議と心が冷め、どこか諦めに似た感情が湧いてきた。振り返ると前作の発表から今作の選抜発表まで考えると目立った活躍があったとは到底思えない。もはや、悔しい想いよりも納得という気持ちが強くなった。

 (私はもうダメなのかな…。心が腐ってしまったのだろうか。)

 レッスンの帰り道、冷たい冬風に吹かれながら、ポツンと寂しさが押し寄せていた。


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