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フォニックス オワリノハジマリ  作者: ことこん
第四章 潜入(第二段階)
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第五部 Q

 流れる時間。

ボクはそこにはいないけど、それでも、この物語に……。


少しでも、救いを作れるというのなら。


 「こんにちは〜っ。

リウェだよ!

君たちがボクのことどう思ってるのか、そんなことは別にどーでもいいし、

ボクが君たちに対してどうも思わないけどさ、

ちょっと遊ぼうよ!

もしかして、話の続きが見たい?

物語は、後にも先にも進むしかないから、安心しなよ!

どーしてもボクが嫌いなら、飛ばされても仕方はないかもだけどさ。

そんじゃ、今から聞く質問に答えてよ!

第一問!

『あなたは“いつもの道”を歩いています。

薄着の通勤通学中の人が歩く、朝の道です。

あなたはそこで老人を見ました。

老人は腰が曲がっていて、おぼつかない足取りながらもどこかを目指しています。

その老人の進行方向には、力尽きる寸前のセミが、道に横たわっています。

その時あなたは、老人を見ますか?セミを見ますか?それとも何も見ずに通り過ぎますか?』


まぁ、心理テストとかじゃないから、ふーんぐらいでいいのよ?

その思考の停止が、後にどう響いて来るかは分かんないけど。ボクが喋ってるのは遊びだけどさ、この物語自体はボクの遊びに影響されてるわけだし。

って言う訳で、

第二問!

『あなたは真っ黒な部屋にいます。

壁と床、天井以外には北に窓があります。

しかし、それも黒く塗りつぶされていて外の様子を伺うことは出来ません。

おまけに電波も届かず、助けを呼ぶこともできません。

突然、ポケットのスマートフォンから着信音が。

手足は縛られていなかったので、取り出して確認します。

見ると、全く心当たりのない番号です。

あなたはその電話に出ますか?出ませんか?』


どう?

楽しい?つまんない?

どっちでも関係ないんだけどね。

ボクはこの遊びを続けるしかないんだから。

次が最後だよ!

第三問!

『あなたは白い雲の中にいます。

方向は分かりません。

ただ、ゆっくり、ゆっくり、落ちていく感覚がします。

このままでは、いつか地面に衝突してしまうかもしれません。

そんな時、上から誰かの手が現れました。

と思ったら、下からも現れました。

あなたはどちらの手を取りますか?

それとも、どちらの手も取りませんか?』


お疲れ〜。

どうだった?

って言っても、ただ時間を無駄にしただけだったかもね!

今現時点では、なんの意味もない行為だったから!

でも、おめでとう。

ここまで一語一句逃さず読んでくれた君には、これからこの物語で何が起こるのか、ちょっと分かるかもね!

分かった所で、逃れられないかもだけどっ。



 

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