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フォニックス オワリノハジマリ  作者: ことこん
第四章 潜入(第二段階)
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第四部 カウントダウン

一日目:AM九時二十五分 


 コナさんが無事一人目は捕まえて、座っていた。

僕、テイラーはもう一人跳び降りて来るのを見た。

「……サリィ。結構アガる相手だよ」

「確かに、中々だねぇ。

でも、なーんか引っかかるんだよね〜」

「どういう事?」

その時、イヤフォンからノイズが聞こえる。

「うるさいなぁ。やっぱり妨害されちゃうよね〜」

「……これさ……」

途切れ途切れに聞こえるノイズ……随分と原始的だなぁ。

「モールス信号、だね」

僕が言う前に、サリィは気づいた。

ローマ字で『そこから出て』。

僕はとりあえず目の前の相手に向き合う。

「こんにちは〜。

ゆっくり、まったり、遊びましょうね〜」

「そりゃ、どーも」

相手の警戒は解かずに、サリィの念を受け取る。

『足音的に、これ、全然地下あるね。入り口は分かんないけど。

多分、地下から何か、来る』

『それって後どれくらい?』

『これは勘だけど、フィラの言ってた十二時なんじゃない?

キリュウって奴は炎属性みたいだから、この通路もろとも焼けちゃうとか?』

『まー、確かにそれなら死体も処分出来そうだしね。

とりあえず、十二時までに出れるように倒さないとね』

『ボクがやっとくよ。

テイラーはドア確認して来て』

その言葉の通り、僕はその場を離れようとした。

「あらら、逃しませんよ〜」

と、やっぱり追いかけて来ようとした。

「残念〜☆

ボクに影踏ませちゃったもんねー」

サリィのお陰で、相手は動けなくなった。

僕は近かった南に向かう。

案の定扉は閉まっていた。でも、プログラムじゃない。妖気を感じる。

あとニ時間三十分。

ギリ間に合う……かな?いや、間に合わすしかないよね。


一日目:AM九時三十分


 俺、レオンと仲間は無事街に帰って来た。

丁度図書館でなんかしてたフィラと、待機場所に向かっている誰かを見かけ、俺は図書館に入る。

「フィラー、どうだ?」

「ああ、レオンか。

とりあえず今は待機してて。

僕は行くから」

「は?お前だけ行くのかよ」

「うん」

「俺は?」

「いいよ。相手にはなるべく手札を見せたくない。

どうやら、十二時までに三人を出さなきゃいけないらしい」

理由は分かんねーけど、フィラが言うくらいだから相当ヤバいんだろう。

「じゃあ、行くから」

「おい!本当に一人で行くのかよ」

「そうだけど?」

フィラは図書館の扉に手を掛ける。

「……レオン。

僕を食べるなら、何味が美味しいと思う?」

「……」

そのままフィラは出ていく。

なんだろう、このまま行かせちゃ駄目な気がした。



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