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フォニックス オワリノハジマリ  作者: ことこん
第三章 別働隊(第一段階)
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第四部 encounter

 フィラから大元は破壊したとの連絡が来た。にしては、減らなさすぎる。なんでだ。


 俺、ライトはニアと砂浜に戻ろうと球体を追う様に飛んでいた。

その時、やけに横に延びた球体(横に延びたら球体じゃ無いのかもしれないが)を見た。

それを注視していると、なんと二つに分裂した。

「これ、やばくね?」

隣を飛んでいたツーハが0.5パーセントで消していくが、残りの妖力がもう無い様でふらふらしていた。

「もう大丈夫だ。一旦休め」

「うん……」

ここは俺が頑張らないとな。フィラにこのことを伝えて、俺は雷を落として行った。


 フィラからの連絡によると、どうやら沖のほうで分裂しているらしい。

とりあえず俺、セイは目の前の奴と戦っていた。

だんだん二人の妖気が近付いて来るのが分かる。

相手もそれを察知したのか、素早く沖合に向かい、球体を一つ抱え、大きくジャンプした。

丁度、二人が上空を飛ぶ。

俺の反応速度を遥かに超えて、ことは進んだ。

相手が潜ると同時に球体を上に押し出すと、球体は何かで発射された様に真っ直ぐに上がる。

二人に当たりそうになったその時、今度は俺の後方から何かが打ち出され。

レオンだった。

レオンは体を捻って尻尾で球体を弾き返し、相手に当てた。

相手が怯んだ隙に、三人は降り立つ。

後方には、リーダーとランチャ。

「ベリーマリー、あいつどこ行った?」

とランチャは大股で探しに行ったが。

ライトは座り込み、ニアはレオンと感謝の握手を交わす。

「流石にダメかと思った……」

とライトは安堵の表情を浮かべる。

俺は、何も出来なかったしな。何か言う権利は無いだろう。

と思っていたら、リーダーが俺の頭にぽんと手を乗せる。

「今回は無理だったとしても、次死ぬ気で頑張る。

これは優しさじゃなく、それが戦う者の義務ってだけだ」

とすれ違いざまに言う。

はぁ……しばらくは、リーダーを超えれそうに無いな。


 合流した俺たちは、流れ作業で球体を片付けた。

『お疲れー、次は、街に来てってさ』

と、フィラと代わったらしいクオが言うので、向かう事にした。


 「やぁやぁ、みんな、順調みたいだねぇ。

でも、これから出会う悪意に……本当に耐えられる?」


 俺、ライトはみんなと歩いていた。

全然気づかなかった。

俺の狐耳が、銃弾で貫かれる。

その音が、やけにゆっくり頭に響き。思わずうずくまる。

なんの妖気も感じない。

それが、答えになってしまった。

「ムルル……」

久しぶりのムルルは、ツーハのように成長していた。

しかし、心から俺たちを敵とみなしているようだった。

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