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では気分転換に、のちに"勇者"と呼ばれる青年が魔王から王女を助け出す話をどうぞ  作者: 神山
序章 ー分岐点ー

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17/22

page.17 その名も清家 弾

 ブレイブ達はソンナ村を旅立ち、キキ国へこれからの情報収集とティターニアのジゴホウ国への移動手段の確保を目的として入国した。そこでライアはモヒカン頭の男に絡まれてしまった…


モヒカン頭「おぃ?俺の身長がなんだって?あぁ!?」

ライア「(やべぇ殺られる…!!)」

 緊迫した空気が辺りに流れた。近くにいた客はその事態に気づき、野次馬のように見ていた。店員はいち早く制止しに来た。

店員「ちょっとお客さん!店内での揉め事はナシだよ」

モヒカン頭「やかましい!!スッこんでろ!」

店員「はぃ~…」

 モヒカン頭は店員からライアへ睨みを変えた。ライアはずっとひきつった顔でなるべく目を合わせないようにしていた。すると、野次馬をかき分けて1人の男が現れた。

???「おい、弾!!やめないか!」

弾「あぁ!?ってなんだ、遊じゃあねぇかよ」

 モヒカン頭こと弾は遊という男の制止で態度が軟化した。

遊「その手を離せ、他の客に迷惑だぞ」

弾「ちっ!命拾いしたなっ」

 弾は胸ぐらから手を離した。ライアはその拍子に床に倒れた。ライアは冷や汗をかいていた。

 弾は少し乱れた髪を服から取り出した櫛を取り出し直した。

 黒と白のストライプスーツを綺麗に着こなしている遊はライアに手を差しのべた。その優しい態度が緊迫した空気がガラッと変えたのだ。

遊「この男がすまなかった。怪我はないか?だが、人を見た目だけで判断するのは良くないぞ」

ライア「お、おぅ…こちらこそすまなかった」


ブレイブ「この騒ぎ…ライア・プラゾールのせいか」

 ブレイブはbarの騒ぎを聞きつけ駆けつけた。だが、一段落したような空気であり一足遅かった。ブレイブは少し頭の痛そうな表情を見せていた。

ライア「ま、まあ俺のせいかな」

遊「そちらは君の連れかい?」

 秋はブレイブを指差した。ライアはそうだと紹介した。

遊「もしかして…当てずっぽうなのだが、君たちも魔王討伐パーティかい?」

ライア「君たちもってまさか?」

遊「少し外で話さないか?ここは人が多すぎる」


 barをでて人通りが落ち着いた通りまで移動した。

秋「改めて自己紹介する。私は春夏冬(あきなし) (ゆう)だ。こっちは清家(せいけ) (だん)だ。ここにはいないがもう1人鑑時(がんじ)という男もいる よろしく」

 遊はブレイブとライアに握手するために手を差しのべた。2人は握手を交わし自己紹介をした。真っ直ぐな眼差しで2人を見つめて熱そうな印象を2人は受けた。

 弾は興味無さそうにうんこ座りで遠くを見ていた。


遊「あいつのことは気にしなくてもいい。それより、出発してから他の討伐パーティに会えるなんて初めてだ」

ブレイブ「俺たちも初めてだ。ここにはどれくらいいる?」

遊「そうだな…一週間といったところか?」

弾「さんざんな一週間だったけどなっ!」

 弾は、起き上がり思いっきり腕を空に伸ばした。これが気持ちいいと言わんばかりの表情をした。

ライア「何かあった…あったんですか…?」

 ライアは弾の言動にに少しビビり、つい敬語で話してしまった。それをなんとなく察知したのか、代わりに答えた。

遊「まぁ、色々とな。それがあったからこそ俺たちは打ち解けられたといってと過言ではなかったがな」

 遊は最近のことなのに、どこか懐かしいような表情で話していた。よほどのイベントがあったのだと予想できる。


遊「俺たちはあと1.2日ほどでここを発つ。旅に必要な物は手に入ったからな。良ければ物資が安い市場を教えようか?」

ライア「おぉ!それは助かるよ!なあ!ブレイブ!」

 ライアはどこか嬉しげに、心のどこかで安堵しているような声色だった。それに反応したブレイブと弾。

弾「てめぇなんか嬉しそうだな」

ライア「い、いぇ…」

プロフィール紹介

セレーナ・ベトレイ(16)

スキル:メディキュート

基本的には治癒を行う。それを応用して攻撃や防御も行うことができる。

パワー:C スピード:C 間合い:B スタミナ:C 防御:B 特殊性:B+

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