↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【最強チート×重愛ハーレム】 最強チートも王女もメイドも美少女ハーレムもあるのに、異世界生活がハードモードすぎる――負けても迷っても、美少女たちは俺の隣を離れない  作者: ITIRiN
第15章:五歳児になった最強――白崎宗司のかけら

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

180/226

第176話:戦乙女

side:ブノワ


よく父親は自分の娘に甘く、逆に母親は自分の息子に甘いのに比べ、同性である娘に対してはそれに若干の差が出るみたいな話があるが、私の周りで息子と娘の両方がいる家といえばアシルのところくらいで、ウチとレオンのところは娘が一人のため、これまではあまり実感がなかった。


なかったのだが、確かに息子ができて以降の私には、あの子と出会うずっと前のことを含め、思い当たる節があるにはあるし、それはレオンやアシルの奴も同じである。


とはいえ。


「(あ~あ、僕もう知~らない。ということで、僕にはまだこいつ等襲撃犯関係での仕事が残っているので戻らせていただきますね、ブノワ陛下)」


「(ちょっと待ちたまえミリー君。どうやら君が今言った仕事とやらはリサ君が物凄くやる気みたいだし、もう少しここに残っていても大丈夫なのではないかね?)」


そう小声で返しながら彼女の方へと目を向けると、今回襲撃を行おうとし、息子によって瞬殺された挙句、地面に血を流しながら倒れている五人を死なせないギリギリを見極めながら、


「たまの外食兼お出掛けということもあって、折角陛下がウキウキ気分でお母様と手を繋いで歩いていたっていうのに、それを邪魔したどころか!」


「――――っぁあ゛、っあ゛‼」


しかし決して手加減などという生ぬるいものは一切感じさせない蹴りを決め込んだかと思えば、今度はゆっくりと上げた片足を、まるでギロチンの刃かの如き勢いで地面に向かって下ろしたことにより、


「っぁあ゛ーーーー‼」


「(………確かにやる気みたいだしとは言ったけれども、少々今日のリサ君はそれが溢れ出過ぎているのではないかね?)」


「(お言葉ですがブノワ陛下。ウチの騎士団副団長にしてソウジ陛下専属護衛騎士のリサちゃんが、その人のことで本気になったら片腕を切り落とすくらいじゃ済まないですし、本当に恐ろしいのはこれからですよ)」


どこか冷めた目で彼らとリサ君の方を眺めながらそう言ってきた直後、まるで彼女の言葉を自らの行動で示すと言わんばかりに、


二人目の男に関しては、一人目の時とは違い、ゆっくりと時間を掛けながら片腕と片足を踏みにじっていき……もとい、肩および股関節とそれが離れ離れになるまで延々と続けたかと思えば、


三人目の男に対してはそれよりももっとエゲつなく、そして何よりも先程まで苦痛を与えていた者達よりも更に上の痛みと絶望と恐怖を覚えさせながら、両腕と左足を。


そしてついに最後の五人目の番となった時、拷問と言うには生易しすぎる程の光景を目の前で見せられ、それを受けることによって発せられる悲鳴にもなっていないあの独特な声を聞かされ続けた影響か。


はたまた、自分の首と胴体が切り離されている状況を自身の目で確かに見たにもかかわらず、理解不能な未知の力によってそれが瞬時に元通りになっただけでなく、今もこうして生きていることに対する恐怖心からか。


「ぅっ、うあ゛あ゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーー‼」


そんな聞くに堪えない声を上げながら、死に物狂いで地面に這いつくばり、必死になんとかこの場から逃げ出そうと試み出したものの、そんな愚行を彼女が許すわけもなく……まるで死神か何かのように後ろからゆっくりと追いかけていき、そのままのペースで引きずっている右足を軽く踏んづけたかと思えば、


「いっ、だあ゛ぎゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーー⁉」


という痛みから来たであろう悲鳴とともに、骨が折れた時特有のあの嫌な音―――もとい演奏が始まったのを受け、あまりの惨さに内心半分笑いながら、


「グラビティ(重力魔法)とは、これまた難しい魔法をよくもまあこんな器用に使えるものだね」


「もともとリサは魔法を理屈や理論ではなく感覚で使う派なので、世間では高難易度とされているそれであっても結構使えたりするんですよ。なので根底は違えど、あの子と同じようなことができちゃう陛下とは、お互い感覚? が似ているみたいで、よく訓練場で魔法の練習を見てもらっている結果が……」


と、そこで言葉を切ったミリー君は私に向けていた視線を、再び冷め切った目で例の五人目が倒れているであろう場所へと移したため、私もそれにつられる形で視線を移動させると、


そこには甚振りに甚振られ、踏まれたことによって折れたのであろう両腕、両足の骨という骨が自身の肉と皮膚を貫通して出てきていたり、地面にできている血だまりの中にそれの破片が浮いていたりするだけでなく……まるでそうするのがお決まりかの如く、綺麗に両腕、両足の計四本が胴体から引き離された襲撃犯と、


返り血やら何やらを浴びた……この場に限れば一番の恐怖の象徴であろう、ヴァイスシュタイン王国騎士団副団長、リサ・エイルの姿。


………………どこが?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。