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異世界転移というやつだ

「いきなり消えるなよ。ビックリするだろ」


消えた本人の方がよっぽどビビったわ!

と突っ込みたいが、今はそれどころではない。


俺はツカサの肩をブンブンと振りながら、

情報を引き出そうと必死だった。


「おい! さっきの場所が図書館か?!

 なんであそこにハテシナがいるんだよ!!」


「は? 誰だよ、ハテシナって……」


「ハテシナユメコだよ!!」


「ハテシナユメコ……」


ツカサは必死に頭を捻って考えているようだが、

やはり答えが出てくる気配はない。この脳筋め……


「まぁいい! 

 さっきの世界にはどうやって行くんだ?!

 ハテシナを助けに戻らないと!!」


「いや、それが分かれば俺も家に帰れるんだけどよ」


なるほど、そういう事か……


突然男の子が降ってきた時は何事かと思ったが、

やっと自体を把握出来た気がする。


「つまりこれは、異世界転移っていうやつか?」


「おぉ! 最近流行ってるやつだな!」


話がめちゃくちゃ早くて助かった。

異世界でも流行ってるのか? 異世界転移……

まぁ向こうからもこうして客人が現れた訳だし、

お互い様っていう事なんだろうか。


「クソっ、異世界に行くにはどうすればいいんだ?!」


唯一の手がかりは、この本だけか……


この本が光ったお陰で、俺は向こうの世界に辿り着けた。

つまりツカサがこちらの世界に来た方法も、

この本が関係している可能性が高い。

というかこの本、俺が書いたんだけどな……


「ツカサ、この本どこで手に入れたんだよ」


ハテシナを知らないのに、

この本だけを持っている訳がない。

それにこの本のくたびれ方は異常だ……

ツカサがハテシナと無関係とは思えなかった。


「いや、本当に覚えてないんだ。わりぃ……」


嘘をつけるタイプとも思えないし、

もしかして記憶喪失なんだろうか?

異世界転移に記憶喪失、ダブルコンボだな……


流石にこれ以上問いただすのも、可哀想になってくる。

俺は死体撃ちはしない主義なんだ。


「まぁ、とりあえず今日は休むしかないか……」


色々と問題は山積みだが、現状どうする事も出来そうにない。

明日の放課後、ハテシナが消えた辺りをもう少し調べてみよう。



俺はハテシナの事を心配しながらも、

明日に向けてなんとか浅い眠りについた……


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