いざぁ……!
続きましてプログラム2番、作者による連続投稿です。
作者さん遅いです、頑張ってください。(運動会並感)
「よし間抜け、とりあえず待ち合わせ場所だけ決めて帰れ。書類読んでから1時間遅れて来てやるから」
「やめてくれと言っている……!」
やめてくれじゃねんだよ、オメェの手際が悪いのがいけねぇんだよ! 見ろよ当日までろくに俺の居場所すら探せなかったこの体たらくをよぉ! そんな急展開に放り込まれたこの状況どうしてくれんだよオラァ!
「……遅れては来ないからさっさと待ち合わせの場所を決めろ。あと正装してやんねぇっつったけどそもそも正装自体持ってない事もあらかじめ伝えてくれ。そんでもって会食は結構。一般人をなんてところに誘ってんだよ」
「わ、分かった。待ち合わせは城の正門近くにある喫茶店に1時間半後で頼む。正装に関しては王妃様や殿下もお気にはなさらないから安心するといい。ただある程度清潔感のある服装でお願いしたい。あと会食については皇女殿下からの申し出だったんだが、さすがにそれは厚遇し過ぎじゃないかとの意見も出てたらしいから、私から本人が畏れ多くてご同席出来ないと言っていたと伝えておこう」
「やればできるじゃないか」
「これでも近衛騎士団団長だからね」
「でも間抜けなのには変わりねぇからなぁ?」
終わりよければ全てよし、なんて都合のいい話があるわけなぁい!
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肉を捌いてた親父さんに一言断りを入れて、借りている一室で持ってきた書類に目を通す。
現王妃、アレクサンドリア・エターニア
現国王ピッゲストリーム・エターニアの妻。エターニア王国に存在するアヴェンストル公爵家の次女。
皇族との繋がり欲しさに、強引に嫁入りさせられた。夫である国王に対して愛情だのは一切無い。後述する息子や娘に全ての愛情を注いでいる。
強引に嫁入りさせた父親を、権力ではなく策略で引きずりおろし、兄である長男に公爵家を継がせた策略家でもある。
皇太子殿下 クレス・エターニア
現国王の息子。御年18歳。次期国王……というか近々国王になる。
あまりにも非人道的で自分勝手な現国王に真っ先に嫌気がさし、勇者の件を利用し失脚させようと画策した人物。
父親とは正反対の『民は宝である』をモットーとし、これまた父親には似ずに眉目秀麗で文武両道。王城内での評判も国民からの評判も高い、カリスマを持った指導者に相応しいお方。
皇女殿下 アルフレア・エターニア
現国王の娘。御年16歳。
異性で年頃という事もあり、勇者からのありとあらゆる求愛などを一身に受けておられたお可哀そうなお方。
とはいえ、明らかに頭がおかしい行動や言動があった為、また『見た目が既に気に食わない』との理由からほぼ無視していたそうで、勇者を亡き者にするという計画が出た際に一番乗り気だった。
現在国立学校に籍を置いており、兄であるクレス様と同じく、父親に似ず文武両道かつ眉目秀麗で人気の的になっているそうな。
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……とりあえず分かった事が一つだけある。多分満場一致でそうだと思う。
「国王の評価クッソ低い……!」
そもそも名前からして酷い。なんだよピッゲストリームって。ピッグの最上級でストリームしとるやん。
挙句王妃から一切関心を持たれてないし、息子に至っては完全に反面教師として扱ってるやん。
娘である皇女殿下は……なんというか心情お察ししますとしか言えないなぁ……。結局俺も対峙してたのほんの数分だったけど、俺が正義だ俺に逆らう奴は悪だ、みたいな完全に頭おかしい人だったからなぁ。その上自分を過剰に凄いだのカッコイイだの思ってそうだったし、そのノリで求愛とかヴォエッ!!(嘔吐)
……そしてアレだな、コレ俺が望んだ感じの資料じゃねぇな。人となりというか王子ぐらいしか評判分かんないもんよ。
皇太子殿下がとにかく出来た人物だという事、皇女殿下がとにかく可哀そうだという事、王妃様が俺個人としては一番『関りを深くしてはいけない人物』であろうって事だなぁ……。
アカン、これじゃ俺の精神が死ぬぅ!




