第2章14話
〜ザジス王国〜
カインは国王となり、愉悦に浸って居たがそれも1週間とも続かなかった。
理由は簡単だ。
税を上げ、戦を仕掛け、ラムネル帝国に5万人も人を出した事による事がトドメとなり。
人でも求心力も無くなったのだ。
更に聖女と名高いエミールを戦争に送り出した為に教会からの支援も無くなった。
「なぜ、こうなったのだ?父上の時は何も起こらず上手く回っていたではないか。」
イライラしながら執務室で書類作業をしていた。
執務室が急にノックされる。
「入れ。」
1人の文官が入ってくる。
「陛下、速報です。ラムネル帝国侵攻ですが。敗退しました。総大将、副将の安否は分かっていません。兵士もほぼ戻ってきていません。」
意味がわからなさ過ぎて口をパクパクさせるカイン。
「は?5万人もの兵士をたかが1領主が殲滅したと言うのか?」
汗をダラダラとかき文官も
「戻ってきた兵士が言うには冒険者の中に魔術で一瞬にて数千人を焼き尽くした使い手が居たとの事です。」
「おい、今すぐに情報を集めろ。生き残ってる連中を掻き集めて俺の目の前に連れてこい。全員処刑してやる」
もうこうなれば何も言うことは出来ないと文官は諦め渋々承諾して。
執務室から出てった。
「ちきしょうがー。」
机を蹴り飛ばすカイン。それでも怒りは収まらない。
彼は怒り散らすが、この国での立場は最高だが、スキル至上主義から見ると立場は弱い。
だからこそ強力なスキル持ちに嫉妬したし、邪魔だったのだ。
「どいつもこいつも俺を舐めやがってクソぉぉぉぉ、どいつもこいつも憎い。スキルが憎いー」
そんな時、声が聴こえた。
《汝、力を欲するか?》
「誰だ!?」
《我が名は破壊神ダラク。汝力を欲するか?》
「ふふふ、神だろうが悪魔だろうが関係ない力をよこせー」
カインは不敵な笑みを浮かべ回答した。
《良かろう。既に力は与えた。好きに使うが良い。》
「スキルリスト」
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カイン・ザジス
27歳
称号:ザジス王国国王
スキル:【思操】
・思考操作
・傀儡
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「ふふふふふふ、俺も遂にスキルが変化したぞ。奴らを見返せる。」
そうカインの元のスキルは【思】
テレパシーの様な事を一方通行にする事が出来た。
まぁ、今まで不祥事の隠蔽の口裏わせに使っていた位の使えないスキルだった。
彼はとりあえず大臣連中をまずは傀儡にしようと動き始めるのであった。
〜神界〜
「今回も魔王が出現するかと思ったけど、また直前で阻止されたからな。最近は小競り合いだけで面白くない。ラダの奴には悪いが俺は好きにさせてもらう。どんな魔王になるのか楽しみだぜ」
ダラクは、不敵な笑みを浮かべ混乱を巻き起こそうと画策するのであった。
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