第2章15話
祝!100話目!
俺はカルナと談話室に来ていた。
「それでアロウ様魔術の予想をお聞かせ願いますか?」
「ああ、俺が思ったのは魔術条件に『魔力反応』『座標指定』『空間結合』『移動』かなって思うんだけどどう?
魔術に移動術は聞いた事無いし。」
顎に指を付けうーんと唸っているカルナ。
「ほぼあってるけど、『移動』じゃなくて『転移』かな。実は昔は魔道具で転移ってあったんだよね。」
俺はそれを聞いて、驚いた。
「昔の方が優れていた事もあるんだな。」
「魔王が出た頃は国家間の関係が親密だったからね。それでアロウ様は何か教えた魔術は使える様になった?」
「1つだけだな。『チャクラム』」
これが勇者考案の理論を使った魔術だ。
掌から出た輪っかは空中に浮き高速回転している。
これを投げればブーメランの様に戻ってくる
術式は『高速回転』、『浮遊』、『旋回』と言った簡単な物だ。
「ふーん。中々、攻撃力高そうだね。」
カルナはそう言って褒めてくれた。
「俺のスキルは確殺だからな。相手を確実に戦闘不能にしたい魔術を作りたかったんだ。」
それで俺は確認したい事は確認できたので。
そのままギルドに向かった。受付に向かうとミーナさんが居たので
「ギルドマスターに話がしたい。取り次ぎをお願い。」
ミーナさんは華の様な笑顔で
「はい!少々お待ちください!」
と裏に入ったと思ったらすぐに出てきて。
一緒にギルドマスターの執務室に向かった。
執務室に入ると机の上に山積みになっていて。
後処理が大変な事になっている様だ。
「アロウ来たか。報告があるんだろう?」
書類から目を離さずにギルドマスターは俺に話しかけてくる。
「あぁ、クロウの治療は終わった。
報告は、エルフの里での依頼はランクミスだったぞ?カルナが居なければ俺はここに片腕で帰ってきていた。」
ギルドマスターは完全に固まっていた。
「どういう事だ?」
「俺は、ワイバーンの討伐依頼に行ったが実際に居たのはワイバーンとクリムゾンワイバーンだった。俺はクリムゾンワイバーンにギリギリ辛勝して。片腕を1時的に失った。」
ギルドマスターは立ち上がって。
「クリムゾンワイバーンの素材は?」
俺は腰を叩き収納袋にある事を指す。
「ここでは出せない。死体丸々持ってきたからな。因みに俺をハメた。エルフ族の長老会とかいう連中は完全にギルドを舐めてたから消した。」
そう言うとギルドマスターは椅子に座り直した。
「報酬の増額をする。それと解体費用を出すからギルドの解体場に行こう実際どの位の大きさかで危険度が変わるからな。」
俺はギルドマスターと一緒に解体場に来ていた。
収納袋からクリムゾンワイバーンの死体を出すと。
「……まじかよ。このクラスだとSランクだろ。」
ギルドマスターは絶句していた。
「俺もマジで死ぬかと思ったからな。」
「んじゃ解体するぜ。腕がなるなこりゃ。」
解体業のおじさんが喜んでた。
「大体今からだと夕方迄には終わらせとくよ。」
おじさんにそう言われたので。
俺達は執務室へと戻る。
「そろそろ冒険者業は再開するのか?」
「あぁ、1度入った後に武器防具が役不足ならまた休むかもしれないがな。」
「そうか、Bランクからは難易度が跳ね上がるからな。気をつけろよ。」
報告も終わり、俺は執務室を後にした。
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