第2章10話
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俺達は2人は領主館の門兵に話をして、取り次いで貰った。
すぐに執事の老人が出て来て案内をしてくれる事になった。
「ご主人様、シルム様とアロウ様がいらっしゃいました。」
すると中から通った声が響き
「通せ!」
入室許可を貰えたようだ。
俺達2人は部屋に入るとそこには、ギルドマスターウォー・グレンと魔術書を販売している老人と見知らぬ人が複数人居た。
「2人共よく来てくれな。急な呼び出しですまなかった。」
カノン伯爵はそれを伝えると。
「さて、今回招集をかけたのは戦争が相手からの降伏により終結したからだ。戦後交渉はこれからになるが。
相手の軍の貴族や貴族子女達は戦争降伏に納得していないらしい。
しかし、平民出身の兵士、上官はもう懲り懲りとの事で降伏して来た。
それにあたり何か意見はあるか?」
俺は知らない顔の40代位の軍服を着ている男が意見を言う。
「とっ捕まえて打首にしたら良いのでは?」
軍の方は手っ取り早く殺してしまえと言う。
「ふむ、そういう事もあるだろうな。冒険者側からはあるか?」
俺は1歩前に出て話す。
「平民と貴族の意見の食い違いが起きているなら平民出身の兵士を全てこちらに取り込むか保護すれば良い。あの国は貴族の立場が強すぎる選民思想の塊の国だ。どうせ負けた事への腹いせに全員殺されてもおかしくは無い。」
「ちっ、反吐が出る話だな。」
シルムはそう悪態を着いていた。
「こちらにはエミールとクロウという平民からの人気がある人材が居る。ならば残った兵士全員吸収して使えば良い。貴族達は孤立させれば1人では何にも出来ないボンクラだ。」
そう言うと、
カノン伯爵は笑いだし
「耳が痛い話だな。確かに立場が上に行けば行く程、我らは何もしなくても周りがする様になるからな。
何故こんな意見を出した理由を聞いてもいいか?」
「人は宝だ。どんな人間でも何かしらの才能がある。努力や鍛錬有りきだが。ならその人材確保や教育に注ぐ力はいつでも持っていないといけないと思ったからだ。」
「ふん、机上の空論を並べよって。才能が無いやつは何をさせてもダメだ。」
軍服を着た男性はそう言う。
「まぁ、この領地は人材を無駄にしているからな。スラムに何人?何万人住んでいる?そのうち、冒険者になり中級以上の冒険者になる奴は?これでも人材が居ないと?机上の空論だと言うのか?だからお前らはダメなんだ。基礎を知らずして応用ばかりしていてはそりゃ才能も開花しないだろう。」
ここで魔術書を売ってる老人が口を開く。
「小僧の言う通りじゃのぉ、儂はたまにスラムで魔術教室を開いておるが、筋が良い者も結構居るよ。」
「まぁ、これ以上は政治干渉になるから言わないが取り込んだ方が彼らに恩を売れてここの領地の兵力が上がるというのは事実だろう。」
俺と爺さんが意見を言うと。
軍服の人達はぐうの音も出ないようだった。
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