第3章23話
その後も2~5層と進むも。
オークが2匹から3匹と層を進む毎に数が増えていた。
6層に進むとオークは武器を持っていた。
槍や大剣を持っている。
俺はそれらを牙炎剣で最後の1匹残して駆逐する。
最後の1匹は剣のみで戦う。
「よしよし、牙炎剣大分手に馴染み始めたぞ。」
そう、俺がこの層まで剣優先して使っていた理由は新しい剣は柄の部分が固く手に負担がかかるのでなるべく振り続けて早く慣らす為だった。
6層を越えて7層に入った階段広場で俺は昼食にする。
今日はタケシさんからおにぎりを作って貰ってる。
味噌に香草の葉を巻いて焼いた奴だ。
「美味し美味し。」
俺はすぐに食べ終わり、周りを警戒しつつ食休みをとる。
「はぁ、だんだんと『身体強化』を使ってないと荷物が重くなって来たなぁ。」
Bランク以上の冒険者だと、容量は違えど皆、マジックバックや収納袋(腰に付ける布製の袋)という魔道具を使ってる。
俺みたいな駆け出しは、ドロップ品を大量に持ち歩いてセコセコと踏破に向けて頑張らないといけない。
正直に言うと。
オークとゴブリンのダンジョンは踏破が常だ。
何故なら踏破しないと繁殖の方が早くてダンジョンから魔物が出てきてしまうのだ。
Cランクには肉専門でオークダンジョンに毎日潜ってる変わり者が居ない限りは基本的に発生したらすぐに依頼が出る。
前回の塩漬け依頼のゴブリンも実は結構ギリギリだったらしい。
後1週間もすれば素行の悪い冒険者へとボランティア依頼としてダンジョンより上のランクの冒険者に強制指名依頼となっていたらしい。
「さて後何回層あるかな?3とかだと嬉しいんだけどなぁ。」
俺は7階層の探索を始める。
これまで罠はわかりやすい出っ張りや床に糸等が張ってあったり。
色が違う床とかがあった。
「物凄くチュートリアルっぽいけど焦ってたら踏みそうな奴だからこそ厄介だ」
そう罠の付近には魔物が配置されているのだ。
戦ってる最中に3回位踏みそうになり何とか避けていた。
「オークの動きはかなり遅いから助かってるけどこれが素早い魔物だと誘き寄せる必要が出てくるなぁ」
俺は7層で3度戦闘をこなしそう呟いていた。
牙炎剣はかなり優秀な剣だ。
刃こぼれも今の所してないし。
血糊や脂も炎を発現させれば飛ばす事が出来る。
ワブクさんにはお礼を言わないとな。
その前に防具も頼もうかなぁ。なんて気が緩み始めていた。
俺は遂に9階層に来ていた。
8階層からオークメイジが出てきて遠距離攻撃が飛んで来る。出現割合は高くなかったが。
9階層からはマストで出てくるようになった。
構成はオークソードマン、オークスピア、オークシールダー、オークメイジとパーティを組んでやがる。5匹の場合はオークリーダーという司令官付きだ。
オークシールダーはとてつもなく巨大な盾を持っていて機動力は無いが防御力が厄介だ。
俺はまずオークシールダーを死角から『スパーク』を放ち痙攣させ首を切る。
その間にオークスピアが槍で俺を攻撃してくるので牙炎剣で槍を焼き切る。
ここはワブクさんに本当に感謝だ。
槍の持ち手が鉄じゃなくて木製だったのが功を奏してる。
槍が無くなって狼狽えてる所にオークメイジが魔術を放ってくる。
毎回火、水、風と1種類のみだがどれか判明するまで面倒臭い。
それを避けてオークソードマンと対峙する。
残り3匹。オークスピアは半分になった槍を捨て素手で来るようだ。
俺はまずオークメイジの魔術を邪魔する為に
『ロック』を放つ
ワタワタしている間に魔力を込めオークソードマンに斬りかかる。
スピードが遅いので2太刀程刻み込める。
苦しんでる所に後ろから首を刺す。
「プギャー」
「あと2匹、『スパーク』」
俺は雷初級魔術を使いオークスピアの動きを止める。
遠距離攻撃は鬱陶しいので先にそっちを仕留める。
近づかれたら為す術も無く切り刻まれるオークメイジ。
最後にオークスピアに留めを刺した。
「ふぅ、近距離のみなら楽なんだけどなぁ、遠距離タイプが入って来ると安全ゾーンが無くなるからな。かと言って遠距離タイプを消そうとすると3匹が反応してくるキツイな。フィールドタイプなら獄炎1発なんだけどな。」
俺はドロップ品を集め11階層に来た時に遂にボス部屋の扉が現れた。
「やっと来たか……無理少し休もう。」
俺はボス部屋の前では魔物は出ないのでゆっくり休憩をとることにした。
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