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第3章18話

俺は職人街に来ていた。

職人街には武器防具や魔道具、そして錬金術師や薬師によるポーション類が売られていた。


ポーションは商店街にもあるがこちらには更に専門的な薬が置いてあった。

「耐火薬、毒消し、麻痺消し、気付け薬状態異常系の解除薬や耐性向上の薬かぁ。今はまだ要らないかな?」


そして武器屋を見ながら情報収集をしていた。

Bランク魔物の素材を扱える店がどこにあるのかと。

【心情】を使っているので相手が騙そうとしていてもすぐに分かる。

騙すとは敵意に関連するとして〇の中の色に黒が混ざるのだ。


大概、高ランク冒険者の小間使いと間違えられてるけどな。


1番話を聞いて名前の挙がったのは

<ワブク武具店>だった。

その場所を教えて貰い俺は向かった。


「ボ、ボロいな〜」

店主は店の外見には興味は無いようだ。


店に入ると、剣や槍、盾それにガントレットが置いてあり。


俺には凄くキラキラしている様に見えた。


武器はちゃんと各種ずつ同じ製品でも大・中・小と長さを変えており。

この街ならではの武具店だった。


この街は早ければ9歳から冒険者になる。

そうすると剣が長いと邪魔だし振るう度にグラついてしまうのだ。


大人になっても短めの剣を2本扱い双剣士になる人も居るけど。


なので需要は尽きないだろうな。


「ん?客か?」

いきなり声をかけられ驚きつつ振り返ると。



そこには身長150~160位の髭もじゃのずんぐりむっくりとした。ドワーフが居た。

イメージ通り過ぎて期待を裏切らない。


俺はどうしても武器が欲しいので

「はい。俺はDランク冒険者のアロウです。素材持ち込みで剣を作って欲しくて来ました。」


すると店主の目が光った気がする。

今まさに品定めの真っ最中なのだろう。


「その歳でDランクとはな。早死するんじゃねぇぞ?若いうちにランクが上がると無理して死ぬ奴が多いからな。俺は店主のワブク、それで?素材は?」


この人ええ人やん!まぁ、取り敢えず

「あ、これです。」

俺はグレーターファイアウルフの牙を渡す。


「ほう?Bランク素材か。Dランクが持てる素材じゃないな。」


む?こちらを警戒してる?


俺はグレーターファイアウルフと戦った経緯を話した。


「そもそも、そうでもなきゃBランク素材なんて手に入らないよ。」

今はBランク冒険者が少ないので。

余り素材は降りてこない。


「まぁ、いい。お前さんそこの剣で自分の体格に見合った剣を振れ。1番しっくり来るやつを選べ。」


俺は言われた通りにブロードソード(短)を選び振った。

2本目同じ種類の剣を振った。


「……なんでこんなに重心が違うんですか?」


ワブクさんはニヤリと笑い。

「極端にしなきゃどの剣が合ってるのかわかんねぇからな。」

とご機嫌だった。


俺は4本目でしっくり来たが身体強化して戦う事が常なので許可を貰い

『身体強化』をかけても振るった。


うん!これがいいな。


「ワブクさんこれが1番しっくりきます。」

ワブクさんは剣を受け取ると。


「型はこれでいいか?良いなら素材持ち込みだからな…代金金貨1枚で良いぞ。最近の冒険者はダンジョン産の武器ばかり使いやがるからな。確かにBランク以上で稀に出てくる武器は強力だがその下のランクのは脆いし沢山出てくるから安い。ダメダメだな。」


ワブクさんは最近の冒険者についてダメ出しを始めた。

俺はそれを聞きつつ金貨1枚と素材の牙を渡した。


ワブクさんはそれを受け取るとさっきの重心テスト用の剣を鞘に入れて俺に投げてきた。


「うおっと、良いんですか?」


「当たり前だ。その重心に慣れとけ。それと3日後剣の感覚を試す為に1度来てくれ。そして調整するからな。だから完成は4日後だ。今は仕事が入ってなかったからな。よしそれじゃあ店を閉める。お前は鍛錬にでも行ってこい!」


そう言うと店から追い出されてしまった。


「いつまでも少年の様な心を持った店主だったな……」


俺は剣の感覚を取り戻す為に結局今日もギルドに向かうのであった。


お読み頂きありがとうございます!

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