第2章1話
第2章スタートです!
「んん?あれはもしかして人かな?おばあちゃん人が上流から流れてきたよ!助けなきゃ!」
1人の少女が川の上流からどんぶらこどんぶらこと結界に守られたアロウが流れてくるのを見つける。
2人は木の枝を使いアロウを引き上げる。
不思議な事にその結界はアロウを引き上げると消えてしまった。
「あんれまぁ、不思議な結界だねぇこの子を誰かが守ってたみたいだねぇ。それに脚に矢が刺さってた形跡があるけど矢が落ちてるねぇ。」
「おばあちゃん私は村の人を呼んでくるね私達2人じゃ運べないからね。」
老婆はアロウにケガが無いか調べていると結界内に矢が有るが傷は無いなのにズボンに穴が空いてるというちぐはぐな状態だった。
「これも神の思し召しかねぇ。」
そう呟くとアロウは村から呼ばれてきた男性に担がれ村長の家に運ばれた。
数時間後ーー
パチバチ、薪が燃える音が聞こえる?
俺は何をしてたんだっけ、えっとサジ達と野営場に入っておっさん達に襲われて?
崖から落ちた、そうだ崖から落ちたんだ
そこで意識がハッキリとしてアロウはガバッと起き上がった。
すると布団がはだけて周りを見渡しても誰も居なかった。
「知らない場所だ。ここは何処だろうか?助けてもらった礼もしないと」
アロウのすぐ側には荷物と剣と矢も置いてあった。
それに気付きすぐに脚を確認したが
「あれ?治ってる何でだ?」
ガサゴソ確認して動いて居たからだろう。
外から1人の少女が入って来た。
「あ!良かった気が付いたんだね。私はヤミ!ねぇ君は?」
黒髪の同じ位の少女に挨拶されて俺は今疑問に思っている事が率直に聞けるよう自己紹介をした。
「助けてもらったみたいで。ありがとうございます。俺はザジス王国のアロウです」
俺は出身国をわざと言ってお礼を伝えた。
王国内なら王国と教えてくれるが。
王国外なら何かしらのアクションがあるだろう。
「へぇー随分遠いところから来たんだね。今村長呼んでくるね。私のおばあちゃんなんだけどね。」
はぁ、やっぱり国外か。
ザジス王国に黒髪は珍しいからな。
だと思ったよ。
まぁ、村長さんが来たらとりあえずここがどこだか教えてもらおう。
何ならそのまま力を蓄える為にもこの国で冒険者になるのもありかも知れない。
しばらくすると老婆が入って来た。
「元気そうで何よりだよ。ヒノ村にようこそザジス王国の方よ。私が村長のヤヨイだよ」
んん?何かこの村,、名前が日本っぽくないか?
「助けて頂きありがとうごさいます。アロウという者です。実は大変申し訳ないのですが俺は今ここがどこの国かも分かってないので教えて欲しいのですが」
「随分と丁寧な言葉を使うね。貴族様かい?ここはラムネル帝国のヒノ村だよ」
結構流されたな。ザジス王国の南側にあるラムネル帝国か。
人至上主義のザジス王国よりこの実力主義国家のラムネル帝国の方が俺は好感が持てるし文化が進んでるだろう。
「あぁ、いや元ですね。最低限の格式を持ったお礼を伝えようと思ったら丁寧な感じになりました」
「なら良かったもう少し休んでいくと良いさ。案内が必要なら孫娘のヤミの相手でもしておくれ」
そう言うと村長は奥の部屋へと消えていった。
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