第1章15話
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〜ガード家〜
ルイは苦い顔をしながら伝書鳩からの報告を受け取っていた。
「バルク様失礼しますルイです」
ノックをして入室許可を得てバルクの部屋に入る。
「どうしたルイ。進展はあったのか?」
バルクは当然の様に進捗を確認する。
「はっ、それがですね。襲撃は成功までは良かったのですが深夜の森の中だった為、周りに気付かず崖の近くで戦闘になり。アロウは崖下に転落。谷は深く尚且つ激流の川が流れている為死体の回収も不可能という事です」
バルクの眉がピクピク動く。
「それはもしかしたら生きているかもしれんという曖昧な報告か?」
「大変申し訳ごさいません。しかし30m以上の崖下に落ちて尚且つ激流の川に流されればまず死体は浮いて来ないだろうという報告でした。今朝確認しても崖の途中に引っかかってたりはしなかったそうです」
はぁ、とため息を付いてバルクはルイから渡された伝書鳩に括り付けられていた報告書を読み。
「とりあえずわかった。母上には俺から報告しておこう」
そう言うとバルクは立ち上がりサマンサの元へ向かおうと思った時にふと。
「ルイ、お前報酬渡しに行く時にヤツら全員始末しろ。わかったな?失敗したかも知れんのに奴ら増額報酬もねだっているんだろう?」
顔を真っ青にしたルイが頭を下げる。
「後始末は頼んだ」
そう言ってバルクは頭を抱えながらサマンサの元へ向かった。
サマンサは食堂に居た。
「母上おはようごさいます」
バルクはそう挨拶をして報告書を手渡した。
「ルイが雇った連中の報告書です。成功か失敗かイマイチわからんのに報酬を貰おうとしてるので。ルイに後始末を任せました」
サマンサは興味なさそうにそれを読むと横に居る執事に
「燃やしといて。証拠残す必要はないわ。バルクあなたもやっと良い判断力を身に付けたわね。私の私兵をルイに付けるわ。さぁ朝ごはんを食べましょう」
「はい。食べましょうか母上。用意を頼む」
『かしこまりました』
メイドがすぐさま朝食の準備に取り掛かる。
「そういえば父上は?」
その頃のルドルフ
「やばいぞやばいぞやばいぞ陛下から『次は一体いつかね?』と催促されたーーーぁ」
ガリガリと頭を掻きむしりノイローゼになっていた。
自業自得なルドルフ。
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