第3章2話
今日はギルドに呼び出されていた。
「なんだろうねアロウ君は予想出来る?」
俺はヤミに質問されたが。
「俺の予想はギルドマスターからろくでもない依頼をされると思っている。」
受付で対応してくれてるランさんが苦笑いをしている。
そんな事を言っていると、
「ろくでもない依頼しか渡さなくて悪かったな」
とギルドマスターが現れた。
「んで、要件は?」
俺は面倒事の気がするので本題を聞く。
「《黒銀の殲滅者》には今お試しで始まった冒険者学校の教官として1週間働いて欲しい。」
「お断りします。」
俺は即答した。
ギルドマスターは青筋を立てている。
おー激おこだよ。怖っ。
「まぁ、聞け。そもそもお前が意見を出した結果学校が出来たんだ。
出来栄えを見てこい。それと何が足らないかも見てきて欲しいこれは現役じゃないとわからない事でもある。
教官は全員Cランクの為、誰も高ランク冒険者の考え方についていけないんだよ。」
はぁ、とため息をつきながら俺は2人に聞いた。
「どーする?受ける?」
「私はどっちでも良いよ。」
「算術は無理。」
リールさん算術は冒険者学校では教えませんよ。
「なら受けるか。報酬安いけどな。」
俺達《黒銀の殲滅者》は出来たばかりの冒険者学校で教官の依頼を受けた。
「あ、ギルドマスター?やるからには殺る気でやるから。」
と伝え帰ろうとすると。
「おい、今なんかニュアンスがおかしかったぞ?問題は起こすなよ?マジで頼むぞ!」
と後ろで騒いでいたのを無視して。
俺達は屋敷に戻る事にした。
明日からのカリキュラムを確認する為だ。
正直、学校という物を知らないヤミとリールには無理なのでそこら辺は俺が確認する事にしている。
カリキュラムを確認すると。
学校の時間を午前と午後の2つに区切り。
午前は知識の勉強、午後は武術と魔術の勉強。終わり。
は?何これ?これが感想だった。
どうやって勉強してんのこの子達と不安になるばかりであった。
温い勉強ばかりするならここはきっちり教えこまないとダメだなと感じていた。
「なぁ、2人は誰かに教えたりした事ってあるか?」
俺は2人に聞くと。
「ある、ガイアの王子に剣術指導してた。」
意外にもリールはある様だ。
「私は村の小さい子に教えたりした位かな。」
まぁ、そんなもんだよなぁ。
なんて思いながら。
俺は2人に自分の考えを伝える。
「学校のカリキュラムがかなり雑なんだ。だから明日は朝イチから死ぬ気にさせようと思う。それについては?」
「温いと身にならない。飴とムチが大事。」
「そうだね。冒険者は強くならないと1日で居なくなる仕事だしね。」
概ね賛成の様なので俺はかます事にして。
準備を進めていた。
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