第2章26話
俺達のパーティー名が決まった所で。
ミーナさんが戻ってきた。
「随分時間が掛かりましたね。」
そう言うと。
「えー、それは物件を紹介するのも見学に同行するのもギルド職員の仕事なんですよ。それでパーティー名は決まりましたか?」
それだけ多岐に渡る仕事で容量はパンクしないの?と心配になるがすごいなぁと思った。
「あ、《黒銀の殲滅者》になりました。それで作っておいてください。」
俺はそう言うと。
「かしこまりました。口座はすぐに出来ますよ。今の感じを見るとリーダーはアロウ君ですか?」
と言われたので俺は振り返ると2人共頷いていた。
「……だそうです。」
「ふふふ、よろしいと思いますよ。じゃあ物件の条件を聞いた後見学に行きましょうか。」
俺達3人はそれぞれに条件を言う。
・庭が広い(アロウ・リール)
・個人部屋が5部屋
・お風呂
「お風呂…ですか。珍しいですね。えーっと条件を満たしている物件は4件ですね。早速見に行きますか?」
俺達は頷き、物件を見に行くのだった。
だがしかし4件目で俺達は驚いた。
それは……まさかのあのカノン伯爵今はカノン侯爵から借りていた屋敷だったのだ。
俺はミーナさんに
「え?この物件?カノン侯爵の持ち物だったんじゃ?」
「あぁ、鍵をギルドが返そうとしたらそのまま売っちゃっていいと言うのでギルドが買い取りました。」
最早笑うしかない。
それならそのままこの屋敷買ってしまえば良かったのだから。
俺達3人は頷き、答えは決まっていた。
「「「この屋敷で。」」」
「値段も中々高いけど、1番いい物件だと思いますよ。」
「ね、値段は?」
「大金貨10枚です。まぁ、アロウ君達なら足りてなくてもギルドからの信用が厚いので。達成率の件で。貸出は幾らでも出来るんですけどね。」
俺はほっと息を吐いた。
「んじゃ俺が全額出します。持主名義はパーティー名でお願いします。」
と俺は大喜びして中に入って行った2人に聞かれない様にミーナさんに話していた。
「良いんですか?全額アロウ君が出すんですよね?」
俺は頷き、
「リールに関しては生活力が無いんで、ちょっとあれなんですよね。ヤミは故郷がここから近いから名義がパーティーになっていても何も困らないです。売る場合はパーティー全員の署名が必要と明記してあれば売れないですしね。」
ミーナさんはクスっと微笑んでいて。
「そういう事にしておきますね。リールちゃんはギルド内でも心配してたんですよね。市場でご飯と宿に行くだけで毎日ダンジョンに潜ってたんで。」
その日暮らしのおっさんか!って思ってしまった。
「まぁ、これからはそうはならないですよ。」
「ヤミさんとアロウ君が居れば大丈夫ですね。」
そんな話をしながら俺達3人は拠点を買うのであった。
今日は後する事も無いので2人には屋敷に入ってて貰い。
俺とミーナさんでギルドに戻り書類の署名をしていた。
「これで全部ですね。この書類5枚は《黒銀の殲滅者》で管理してください。」
「ミーナさんギルドで収納袋って回収されてたり売り手が、居ない状況とかない?」
「うーんごめんなさい今の所は無いわ。」
「そうだよね。金貨10枚下ろしてくれる?市場で探してみるよ。」
「んじゃこれ書類とお金。またのご利用をお待ちしております。」
俺はお金と書類を受け取り。
ギルドを、後にするのだった。
俺は市場に来ていた。
食料は収納袋に、入っているので大丈夫だが。
今から買うのは家具とかだ。
最低限の食器や家具はあの屋敷にはあるが本棚とかはなかったのだ。
俺は家具を買い、収納袋に入れて露店街に来ていた。
流石に収納袋は無く。
仕方ないので明日以降使う消耗品を補充して。
屋敷に帰る事にした。
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