第2章22話
朝イチ屋敷にカノン伯爵の従者が来てエミールとクロウの皇帝との謁見が決まったらしい。
アメリは従者としてくっついて行くみたいだ。
俺は3人を見送る。
「クロウ、気を付けて。俺はこの街に居るから今度は探さなくても見つかるだろう?」
なんてちょっと気恥しい気持ちになりながら言葉をかけていた。
「アロウ、ありがとう。君のおかげで私は誤ちを起こさずに済んだよ。これからは2人で力を合わせて乗り越えていくさ。」
「はい!クロウ様」
なんて2人で見つめ合ってるので、リア充爆発しろって気持ちになりつつ。
「駆け落ち前の恋人同士みたいな会話してないで馬車に乗って、御者さん待ってるから。」
なんてからかった。すると2人して、顔を赤くしてやがる。
ナンテコッタこれがモテ男の力なんて俺は絶望してた。
「まぁ、行ってらっしゃい。」
俺が手を振ると2人は馬車から手を振っていた。
「さーて、ここの掃除をしたら拠点どうしようかな。宿よりこういう屋敷に住んじゃうとな。こういう方が楽なんだよな。」
そう、料理の提供時間が決まっている宿より自分で作れば何時でも食べれる家の方が利点が大きいのだ。
と、言うことで他の連中はまだ起きてきて居ない為。
俺はまだ使う台所以外の部屋を掃除する。
窓を開け
『ウインド』
風初級魔術を使い俺はホコリをどんどん外に出す。
2時間程経ち、そろそろ10時になるくらいだと言うのにまだ冒険者組は起きてこない。
もう1階の掃除と2階の今使ってる部屋以外は、掃除が終わってる。
仕方ないので俺はブランチを作る準備だけをした。
ホットケーキの素とフレンチトーストのバッター液に漬けたパンを用意して。
零氷で作り出した氷の上に乗せて。
ホコリが入らない様に布を被せて俺は起きてくるまで待とうと思ったが。
お腹空いたので。
オムライスを作る事にした。ケチャップはこの間作った作り置きがある。
俺は米を炊き、オークライスを作り、オムライスにして食べていた。
すると。食いしん坊2人が匂いに釣られて起きてきたらしい。
「んー良い匂い。」
「眠い……」
俺は苦笑いをしながらホットケーキとフレンチトーストを同時進行で焼いて。
ホットケーキにはバターとはちみつ。
フレンチトーストにはチーズを乗せた。
それを食いしん坊の2人の目の前に置くと。
寝ぼけ眼から一転すごい勢いで食べ始めた。
「んー幸せ。こんなに美味しい料理食べた事ないよー。」
俺はヤミの言葉に嘘付けって思っていた。
米食で醤油と味噌があるヒノ村には美味しい物が沢山あると思う。
「ん、同意。ガイアの料理は肉焼く。タレ変わる位しかない。」
俺は獣王国ガイアの料理実態を聞いてドン引きした。
「あー、それで言いづらいんだが。クロウとエミールが今朝皇帝との謁見が決まったからここの屋敷カノン伯爵に返すぞ?部屋掃除しとけよ?」
そんな事を伝えると2人は絶望って感じの顔をしていた。
そんな2人の事を置いといて。追加を焼き始めて持っていくと普通にカルナが居た。
「アロウ様私にも。くださいな!」
なんて上品にウインクまでくれてるが何食わぬ顔で普通に居るこいつは凄いと思う。
「カルナ頼んでた奴は?」
カルナは麻の袋をパンパンになってる物を用意してた。
「もう既に炒ってあります。」
俺は袋の中身を別の袋の中に入れて砕く。
そしてその袋をお湯に漬ける
そうカルナに持ってきてもらったのはコーヒーだ。
俺はこれを待っていたんだ。
「私にも飲ませてくださいね。」
と言われたので4人分持っていく。2人には砂糖とミルクを最初から横に置いてある。
カルナと俺はブラックだ。
コーヒーを飲んでまったりするのであった。
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