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おはようと、いただきます。

お待たせ致しました!

取り合えず書きあがったものから投稿です。

先月から自分の誕生日やら母の誕生日やらでケーキを食べる事が多く、体重やばい!

けどクリスマスももうすぐだし、もういい!食べちゃう!!

・・・・あははははん(泣笑)




朝早くリュウキに炎の館まで送ってもらったユキは、イフの部屋の前で降ろしてもらうとペコンと可愛らしくお辞儀しました。




幼児の姿のユキの首には、変身前にはしっかりとした皮の首輪だったのに、今は鈴のついた赤いリボンが揺れています。


リンリンと可愛らしい音はそのままですが、細い首に少し太めのリボンで前にピンクゴールドの鈴が揺れ、首の後ろでリボン結びというデザインになっていてアクセサリーの一部に見えることにリュウキはほっとしました。




「りゅう。ありあと。いっぱい、うれしいにょ。」


「うん。そう言ってもらえてうれしいわ。俺の方こそありがとうな?」




リュウキはユキがぴょんぴょん跳ねて、リンリンと鈴を鳴らして言った言葉に、ユキのありがとうが首輪のことを指しているのだと気づくと、嬉しそうに頷きます。


そしてもうその顔からは、憂いはなくなっていました。




「ところで、鍵閉まってんのと違う?エイルもまだ起きてへんやろうし・・・。ちょっと早く戻ってきすぎたんとちゃう?起こしに行くか?」


「へいき、なにょ。ゆき、こことおりゅっ。」




ユキはふにゃりと笑顔になると、足元にある猫扉を指差しました。




一瞬呆けたリュウキでしたが、ストンと膝を折ると、指先で猫扉をクイクイと押したりしながら関心します。




「はぁ~。懐かしいもん見たなぁ。この世界に猫はおらんから、猫扉をまた見れるとは思わへんかった。エイルが作ってくれはったん?」


「んにゅっ。ゆきの、なにょ♪えいりゅ。がんばった、にょ。」




そうかそうかとユキの頭を優しく撫でたリュウキは『よかったなぁ』と言うと、その後にもう一度猫扉に視線を落としました。




「じゃあ。そろそろ行き。早朝でまだ寒いからはよあったまらな。また遊びにおいでぇな?」


「んにゅ。ありあと。また、あしょぶにょっ。」




何度もコクコクと頷いてユキは仔猫の姿に戻ると、リュウキの足元に一度ごっちんスリスリしてから猫扉をグイっと押し上げました。




「みゃぁ♪」


「ん。またな。」




お互いに一言交わすと、ユキはトットットと軽い足並みで無人の執務室を通り過ぎて、ほんの少しだけ開いているイフの寝室へと続くドアをするりと通り抜けて、イフの気配のある大きなベッドの下にたどり着きました。


そこで人型に変身すると、人間になっても見えないベッドの上に視線を上げてぴょんぴょんと跳ねてリンリンと鈴を鳴らしました。




するとベッドがほんの少し軋む音と、布擦れの音が聞こえた後、イフが眠そうな顔でベッドの下を見下ろして、ユキがいることを確認すると片手でユキを持ち上げてベッドに上げてくれます。




「ん・・・。ユキ。おかえり。・・・冷えてるな。」


「ただみゃ。いふ。いふは、ぬくぬく、なにょ。」




イフはユキの体をシーツの中へ引き寄せて抱き締めると、少しだけ冷えたユキの体をきゅうっと優しく包みこみました。


スリスリとイフの体温に擦り寄ったユキの首についた鈴がチリンと鳴ると、イフはまだ眠そうな目を細めて指先で鈴を掬い上げて口元を緩めます。




「リュウキに、貰ったのか?」


「んにゅ。ぷれぜんと、もりゃったにょ。」




イフは少し沈黙した後、『そうか』と呟いてユキを抱き締める腕に少し力を入れました。




「もう少し・・・寝る。お前も少し眠れ。まだ早い。」


「あい。おあしゅみ、なしゃい。いふ。」




イフはユキを抱き込んで瞳を閉じると、また夢の世界へ旅だって行きましたが、ユキは少しの間、イフの少し高めの体温を感じてほっと息を吐き出したのでした。




******




次にユキが目覚めた時にはイフの姿は寝室にはなく、カーテンが引かれて薄暗くなった部屋でキョロキョロとユキが視線を彷徨わせていると、執務室の扉から光が漏れていました。




ユキ用に用意されていた台へベッドの上から滑り降りると、まだ歩き慣れない足取りでぺたぺたと扉の前まで移動しますが、ユキのためになのか、ほんの少しだけ扉が開いていることに気づいたユキは、そこに小さな指を引っ掛けて扉を開けました。




「おや、ユキちゃん。起きたんですね。おはようございます。」




扉を開いたユキにすぐに気づいたエイルが声をかけると、ユキはほにゃりと笑って頷き、それからすぐにイフがいないことに気づきます。




「おはお、じゃましゅ。・・・?えいりゅ。いふ、いにゃい。」


「ああ。イフ様は少し用があるとかでお出かけ中なんです。俺はユキちゃんのこと頼まれたから起きてくるのを待っていたんですよ。おなか、すいてないですか?」




ユキは自分のおなかを見下ろして両手で押さえると、待ってましたといわんばかりに小さくきゅるりと可愛らしい音が響きました。




「ぽんぽん。しゅいたにょ。ゆき、おしゃかにゃ、たべりゅっ。」


「ふふ。ユキちゃんは本当にお魚が大好きですね。よし、すぐに食事にしましょうか。今日はもう皆さん朝食は済まされているのでこちらのお部屋に食事を用意しているんですよ。」




エイルはクスクス笑いながら近くに置いていたワゴンをソファーの前のテーブルの横へ移動させてきました。




「ユキちゃん。おいで。」


「あいっ。」




ぺたぺたと歩いて近づいてきたユキをエイルはふわりと抱き上げ、片腕にユキをだっこするとワゴンから料理をテーブルへ移してソファーに腰を降ろし、そのままユキを膝の上に横抱きに座らせました。


どうやらエイルは相変わらずユキに『あーん』をするのがお気に入りのようです。




「今日は煮込んだ白身魚とブロッコリーのスープです。デザートもありますからね。はい。ユキちゃん。あーん。」


「あーん。・・・うー。おいちいっ。」




ふんわりと広がる甘いお出汁と白身魚の甘みに小さなほっぺを両手で押さえてユキはキラキラと瞳を輝かせます。


エイルはふふっと嬉しそうに優しく笑うと、ぽろぽろと零れる料理をいつも通り拾い上げながらユキとの癒しの時間を堪能したのでした。




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