おねがい。
お待たせ致しました^^;
小説の同時進行ってなかなか難しくて、どっちかを執筆しているとどっちかが遅れてしまったりで、本当に申し訳ないです><。
今後も頑張って進めてまいりますのでよろしくお願い致しますーっ。
わたしがじーっとリーフさんを見上げていたら、リーフさんは悲しげに眉を寄せました。
「ユキ。例えば……。お腹をすかした明日にも死んでしまいそうな子供に、1つのパンを気まぐれで渡して、その日を生き長らえたとして、その後どうしますか?次の日、そうでなくても数日でその子は死んでしまう。ずっと毎日食事をあげることは出来ないでしょう?」
「りぃ……ふ……?」
「ユキ。分かってください。その一瞬だけを救えたとして、次また同じことになっても私には、それを背負うことが出来ない……。苦しむ時間が増えるだけです。それに……。私たちはこの星の人間ではないのですからあまり干渉は出来ないのです。」
ちがうよ。
そうじゃないよ。
リーフさん……。
「それに私には風の守護精、ジン様のように風を操って物質を動かすことも、水の守護精マナ様のように水を操る力もありません……。私にあるのはこの体と、知識のみ。」
「りぃふ。ぽんぽ、くぅくぅして、おいちい、ごはん。うれちいにょ。」
「……ユキ?」
あのね、あのね、わたしもね。
とってもおなかがへってて、うごけなくなった時、わたしのこと飼えなくてもごはんくれる人がいたんだよ。
ほんとに、ほんとうに、うれしかったの。
その日、生き長らえたことが、とてもとても、うれしかったんだよ?
それに、わたしには傷を治す力がまだ残ってるかもしれないのに、見捨てるなんてしたくないにょ。
「きょう、いきりゃれたりゃ、あした、もっと、うんとしゃあわせ、かも。うれちい、ひ。くるにょっ。りぃふ。たしゅけて。」
「ユキ……。はぁ……。ああ~…もうっ。」
リーフさんは片腕でわたしをきゅうーっと抱き締めると、片手で顔を覆ってしまいました。
わがままだって分かってる……けど、助けられるかもしれない人を放っておけない。
リーフさんは覆っていた手を外すと苦笑いしましたが、その顔は何故か吹っ切れているように清々しいものでした。
「……まったく君という子は。どこまでも私の心を振り回すのがお上手なようですね。人が感情を押さえつけているというのに、まったく。困ったものです。しっかり摑まっていてください。」
「りぃふ?っっ!にゃああっ!?」
リーフさんは諦めたように笑ったから、どうしたのかと見上げた瞬間に、リーフさんは崖から滑る落ちるように降りました。
びびびっ、びっくりしたにょっ。
リーフさんはわたしに怪我がないのを確認すると、崩れた小屋の手前まで一気に加速して立ち止まった。
「まだこの下に人がっ!?」
「ああっ。俺の妻と子供がっ!……っ!?あんた、誰だ?」
泥だらけになりながらも素手やシャベルで土砂を掘り起こしたり、崩れた小屋の木片をどかせていた男たちの後ろからリーフさんが声を張り上げると、近くにいた男の人が汗だくになりながら慌てた様子で振り返って、リーフさんとその腕に抱かれたわたしに気づきました。
リーフさんはわたしを地面に降ろすと、危ないからここにいてくださいと言って、その男の人の質問は無視して腕まくりします。
「人手は多いに越したことはないでしょう。」
「……っ。ああ、頼むっ!!有難いっ。」
懸命に小屋を押し潰した土砂を撤去していく村人たちと、泥だらけになりながらも的確に土砂の崩れた方向を分析して人が流されたならこの辺りに埋まってしまったかもしれないと指示を出して自らも汗を流しながら手伝うリーフさん。
そんな様子をハラハラしながら見守っていたわたしは、もし、生きていたら……わたしにも出来ることがあるかもしれないと考えていました。
慌しく動き回る大人たちの中で見つけた踏み折られた花に手をかざしてみる。
ぽわりと光った花は何事もなかったかのようにそこに咲き誇る。
まだ、使えた。
そう思ったら過去の後悔した記憶が鮮明にフラッシュバックして眩暈がしたけど、もうあんな苦しい気持ちは二度としたくないと強く唇を噛んで目を閉じた。
そんな時……子供の泣き声があがった。
「いたぞっ!子供は無事だっ!おいっ!誰か、手伝ってくれ!!柱を退かすんだ!」
一斉にその場に集まった男たちはその場に駆け寄っていく。
少しして茶色く土色に染まった服に身を包んだ泣きじゃくる10さい前後の男の子を抱き上げた1人の男がもどって来て、怪我がないことにほっとした後、もう一度慌ててもどっていく。
その少年は泣きながらガタガタと震え、うわ言のように『お母さんっ。お母さんっ』と繰り返していました。
近づいて、その握り締められた汚れた手をきゅっと握ると、ハッとしたように少年は顔を上げた。
「っ!な、んだよっ。」
震えた声で、でも自分より小さなわたしに泣いてるところを見られたせいか、少年は焦ったようにゴシゴシと腕で涙に濡れた目を擦りました。
「ママと、いたにょ?けが、してにゃい?」
「っっ。わ、かんないっ。でも、俺、のせいだっ。」
わたしの言葉に少年の瞳からは、ひっこんだ涙がまたブワっと溢れ出していました。




