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説明回

side 赤嶺黒兎



 今回の作戦には、翼人を救出すると共に、ある大きな目的がある。


 それは、新兵器の実験だ。俺たちは、今まで銃火器や車両の研究を進めてきた。幸いにも、技術大国とまで呼ばれていた国の出身だけあって、原理さえ分かっていれば簡単な代物ならば作るのは比較的容易だったからだ。中には、それ関係の仕事に就いていた人間もいたため、かなりスムーズに開発することが出来た。材料は、能力を使用して作っているし、この世界の不可思議な力も取り入れている。


 恐らく、事情を知らない他の仲間から見れば、何故銃火器や車両などという無駄な物を作っているのかと思っているだろう。どう考えても、俺達の能力のほうが強力で使い勝手がいいのだから。・・・だが、事情を知っている俺達幹部クラスからしてみれば、これらの開発は絶対に必要だった。


 それは、我々のリーダーとなった天海翼という名の少年が、幹部クラスにだけ話した衝撃の事実のせいであった。彼の能力は、『ルールを変更する』という力だそうだ。正式名称を”理改変ことわりかいへん”というその能力は、地味だがとても強力な能力だった。


 今現在は、力を使いこなせていないために大した事は出来ないが、その能力が育てば、これ以上無いほどにチートな能力だ。何故なら、最終的には物理法則さえも改変出来るようになるというのだから。


 何故、自身の能力の詳細が分かるのかといえば、それも彼の能力の御陰だ。彼の”理改変”は、『ルールを変更する』という能力の副産物として、対象のステータスを閲覧することが可能なのだ。・・・ま、考えてみればそれも当然なのだが。対象の持っているルールが分からなければ、改変することも出来ないのだから。


 ・・・そして、ステータスを見ることが出来る彼だから気が付いたその問題のせいで、俺たちは銃火器や、車両などを制作しなければならなくなったというわけだ。


 その問題とは・・・俺達の能力は、使えば使うほど自身の魂が磨り減っていき、最終的には転生も不可能になるというものだった。


 ・・・確かに、俺達はこの世界を憎み、死にたがった。死ねば開放されると信じていたからだ。だが、彼が言うには、一度この世界に転生してしまった人間は、この世界にしか転生出来なくなるらしい。しかも、また『翼人』として生まれてくるのだそうだ。


 つまり、能力を使用する→魂が摩耗する→死ぬ→またこの世界に『翼人』として転生→能力を使用する→魂が摩耗する→最終的に魂消滅という、最悪なループが完成するというわけだ。・・・この世界の神とやらは、よほど俺たちが嫌いらしい。


 幸い、日常生活で能力を使用しても、殆ど影響は無いらしい。だが、戦闘など、強い興奮状態の場合に能力を使用すると、どういうわけか多く魂を消費するというのだ。


 だが、世界にはまだまだ多くの『翼人』が囚われている。俺達の魂がすり減っていくからといって、その人たちを見殺しにするわけにもいかないのだ。だからこそ、俺達の世界の知識を使用して、強力な武器を作った。これらが有れば、能力に頼らずとも皆を救う事ができるはずだ。


 それに、あの少年の”理改変”のレベルが上がれば、このクソッタレなルールを改変することが出来るようになるらしい。仲間を救えて、彼の能力のレベルも上がって、一石二鳥なわけだ。


 さて、お前らには、俺たちの糧になってもらうぞ?


能力解説コーナー



・”理改変”


主人公である天海翼の能力

対象の持つルール(能力)を変更するという、非常に強力な能力。作中でやったことは、首輪の持つ【破壊無効】のルールをそのまま削除したり、牢屋の鉄の硬度を改変したり。

レベルが上がれば、重力や光、時間という、所謂物理法則すらも変更することが可能になるという、正に神のような力である。しかし、そこまで能力が進化するには、大量の経験値が必要になるため、数十年、数百年かかるかもしれない。



今回は、説明回でした。次回は黒兎の戦闘回です。重力の操作という能力をどういうふうに使用するのか?


仕事の上司が変わったことにより、大変忙しくなっています。なので、気長にお待ちください。


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