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普通の高校生の、特別な日常  作者: しゃー
2章 夏休み編
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68/104

68.ダンジョン攻略

俺は夜、ダンジョンに入る。


女戦士こと、楠木夕と共に。


俺たちはそこそこにレベルも上がり、装備も整えた。

夕は前衛、戦士として敵を引きつけて攻撃する。

俺は後衛、魔導士として魔法で範囲攻撃、回復も担う。


どちらもお互いをカバーするジョブとなっている。


「よし、行くよ相馬」


「まかせろ、夕」


俺たちは進む、ダンジョンの入り口へ!



「……結構簡単だねー」


「まぁ、最初のダンジョンってチュートリアルみたいなところあるし」


こんなもんか、と2人してなっている。


でも、よく作り込まれた洞窟。

光る鉱石が道を照らしており、どこから敵が来るかわからない緊張感。

そういうのは感じられる。


「でも、楽しいね」


「そうだな。経験値もいつもより美味しいし、ようやくRPGが始まった感じする」


俺たちはどんどん奥へ進み、ボスと戦う。

戦い方はシールドを削って、ダメージを出す。

レベル上げをするための狩り。その応用のようなバトルだった。


『Quest Complete!』


と表示され、宝箱が表示される。


「斧でた!!」


「やったじゃん!」


戦士の武器、斧。

斧を手に入れて喜ぶ女子高生を見れるのは、RPGゲームの良いところかもしれないな。


俺たちは今手に入れた戦利品を整理しながら、

話をする。


「相馬とやるゲーム面白いわ」


「いや、斧出たから嬉しいだけでしょ」


「それもあるけどさ!楽しいよ」


声から楽しさが滲み出てる。


俺はゲームを女子とやる機会なんて今までなかった。

でも、それは夕も同じなんだろう。

男子、いや女子でもやってる人は少ないだろうし、きっと楽しさを分かち合えるのが楽しいんだろう。


俺も夕と同じ気持ちで嬉しいんだろうな。


「そういえば!」と思い出したように、夕はスマホで検索を始める。


「明日から期間限定でこのゲームのコラボカフェが始まるらしいよ」


と言ってきた。


「コラボカフェ?俺行った事ないやそういうの」


「じゃあ行こうよ。なんか武器持って写真撮れるらしいよ」


俺は杖。夕は斧を持って撮れるらしい。


「へぇ、確かに面白そうじゃん」


「でしょ、行ってみようよ。空いてる日ある?」


俺は予定をスマホで確認する。

今週末は学校見学会だ。


「来週ならどこでも空いてるよ」


「じゃあ、来週水曜にしよっか!」


トントン拍子で予定が埋まった。


「夕はコラボカフェって行ったことあるのか?」


「ないよ。でも、このカフェ普通にスイーツ美味しくて、たまに行くから。初めて行くところじゃないからさ」


なるほど、期間限定というのはそういうことか。


「じゃあキャラクターみたいに髪の毛ボサボサで来ないとじゃん」


「いや、そこまで再現しないし。キャラの見た目はまた今度直すよ!!」


というやりとりをしながら、俺たちは何を食べようか、どんなグッズがあるかなどを調べながら話を続けた。

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