↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普通の高校生の、特別な日常  作者: しゃー
1章 一学期編
PR
53/106

53.いつもの教室

月曜日。


いつも通りの時間に家を出る。


体育祭が終わって、猫カフェにも行って。

なんだかんだ、色々あった週末だった。


でも――


学校に着けば、日常が待っている。


「おはよー、月城!」


「おう、芦屋」


「眠そうじゃん」


「芦屋が元気すぎるだけだろ…」


そんな会話をしながら教室に入る。


天沢はいつも通り、誰かに話しかけられており、

柳は週末の話で盛り上がってる。

楠木は…スマホを見てる。


俺は鞄を置き、楠木に話しかける。


「おはよ、楠木」


「んー、おはよー」


とスマホから目を離さず挨拶を返した。


俺は席に座り、少し落ちつく。

何か久しぶりの教室のような感覚。これから何気ない日常が始まる。


そんな予感をしていた。


そんなことを考えていると、青山先生が教室に入ってきた。


「おはようございます。みなさん。」


クラスメイトは土日の疲れを感じさせるような挨拶を返している。


「はい、7月といえば…期末テストがあります。」


教室のあちこちから、嫌そうな声が漏れる。

そういえばそんな時期か。


7月20日から夏休みに入るわけだが、それまでに期末試験がある。

そして赤点を取れば、夏休みに補修が待っている。


高校の期末テスト、中間くらいの難易度ならばいいが、期末はどのくらいで来るのか少し心配だった。

流石にノー勉強はまずいな。


そしてあまり気にしなくてもいいかもだが、生徒会に入っている以上そこそこの点数を取らないといけない。そんな気がした。



ホームルームが終わり、俺は柳の方を見る。


柳もちょうど目が合い、こちらを見てにニヤリと笑った。


今回も柳と一緒にテスト勉強をする事になりそうだと思い、俺は授業を受けた。



昼休みになり、俺はビニール袋に入った焼きそばパンとベーグルを持ってきていた。

以前、天沢におすすめされていたからな。


俺はスマホを見ながらベーグルを食べようとする。


「あ!それ!citrusのやつだ」


天沢が見つけ声をかけてくる。


俺は口元まで持ってきたベーグルを一旦離し、


「食うか?」


と聞くと、すぐさまいいの!?といい少しちぎって天沢に渡した。


「初めて食べる〜」


天沢はうま〜うま〜と言いながら盛り上がってる。


すると楠木、柳も寄ってきて、


「気になる!」


「ちょっとちょうだい!」


と言ってきたので少しちぎって渡した。


もう1/4くらいしか残ってない、小さくなったベーグルを俺は食べる。

楠木達は美味しいね!今度行こっかと言っており、朝買ったパンだが時間が経っても美味しいらしい。


俺は焼きそばパンを開け食べようとすると、

ベーグルの補填で、

天沢は卵焼き。

楠木は唐揚げ。

柳はプチトマトをくれた。


おかずが増えた。ありがとう。



放課後の生徒会。


橘生徒会長から、


『伝達忘れがあったので、放課後集合』


と連絡があったので、俺は生徒会室に向かう。


生徒会が全員揃ってから、橘会長は話し始めた。

どうやら夏休みに学校見学会があるらしい。


俺達のではなく、来年は行ってくる中学3年生の為のものだ。

俺は愛知から引っ越してきたので、この学校の夏休みの見学会は来ていない。


準備は教師が行うし、説明のメインも同様だ。

だが、入学者ではなく、見学者なので結構な数がくるらしい。


そこで俺達は案内と説明を依頼された。


「見学会は2日間行われる。そのどちらかだけでも構わない」


との事だった。


俺はスマホで予定を確認する。

まぁ、予定を確認するまでもないが、まだ何も入っていない。

俺は『見学会』と入力して話を聞き終えた。



来年俺達の後輩になるであろう子達を見れるのは、なんか変な感じがする。

葵はまだ2年生なので関係ないが、来たら俺が案内したいな、と思った。


期末テストが終われば、夏休みだ。

俺は空欄だらけの夏休みに予定が入る事はあるのだろうか。


そんな事を思いながら、窓の外の空を見た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。