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普通の高校生の、特別な日常  作者: しゃー
1章 一学期編
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30/104

30.お疲れ様会

中間テストも無事終わり、テスト結果もクラス全員突破。補講者は無しという結果だった。

ちなみに俺たちの中で点数が良かった順は、天沢、楠木、俺、柳だった。

柳より合計点は高かったが、俺より高い教科もあり、次回のテストは正直どっちが上になるかわからないくらいだった。


ホームルームを終え、俺は背伸びをして立ち上がる。

中間とはいえテストはテスト。ドッと疲れが押し寄せてきた。


クラスが安堵と開放感に満ち溢れているのを肌で感じながら、俺も帰宅しようとした。


が柳が近づいてきた。


「おつかれー!相馬!」


「おう、柳もな!」


そんなやりとりをしていると、天沢と楠木も近寄ってきた。


「お疲れ様パンケーキ会するけど来る?」


と楠木が聞いてきたが、女子会に男子1人参加するわけにはいかないので


「いえ、遠慮しておきます。」


と答えると天沢が返してきた。


「相馬くんに話しておきたい事あって… できれば聞いてほしいんだけど…」


「……まぁ…それならいいけど…」


仕方ない。俺に用事となれば仕方ないはずだ。

そうだよな?



という事で、電車に乗り隣町のおしゃれなカフェに来た。今までパンケーキを食べにカフェに行く。なんてイベントはないが、妹の荷物持ちで出かけることもある為、不思議とそこまで緊張はしない。



天沢達はそれぞれのドリンクとパンケーキを頼み、俺はコーヒーとミニパンケーキを頼み、席に座る。

今回は俺の隣に楠木、正面に天沢、斜向かいに柳という配置になった。


「ミニで良かったの?」


「このくらいがちょうどいいんだよ」


と楠木とやりとりする。


「じゃあとりあえず中間お疲れ様ー!」


天沢の掛け声の後、お疲れ様ー!とそれぞれが口にし、飲み物やパンケーキを食べ始める。


「これうま!!」


「良かったな柳」


「こっちも食べていい?」


と聞くと同時にフォークで俺のミニパンケーキを突き刺す。ミニなのに…。


「相馬って普段甘いものとか食べるの?」


「ん?まぁ好きだよ。ただ外で食べる事はあまりしないな」


柳はかなり甘いものが好きらしく、カフェやファミレス、いろんな所のスイーツを食べているらしい。


「じゃあ買って帰ったり?」


「そうだな、妹もいるし。一緒に食べることもあるぞ」


天沢が兄妹話をしたら笑顔を見せた。


「いいなぁ兄妹…」


「そういえば天沢って兄弟いないのか?」


「私は一人っ子だよー。だからみんなが羨ましいの」


「って事は楠木にも?」


「うちは兄貴がいる。大学1年」


「へぇ、勝手に弟の方だと思った」


「よく言われるけど、妹なのよね私」


そんな感じでみんなの兄弟事情を知った。


それからというもの、クラスの男子がどうの、先生がどうだの、どこの店のファッションが…などと話が盛り上がっており、女子会に混ざってしまった男子という構図になった。


「そうだ!相馬くんに話したいことあるんだった!」


「天沢…それを待っていたよ」


といい俺はコーヒーを一口飲む。


「明日昼休みに生徒会室に来てほしいんだけど」


「生徒会室?」


生徒会に呼び出される覚えはないし、関わりといえば少し前に清掃活動に参加したくらいなもんだが…。


「なに?相馬何かやらかし??」


「いや、悪い事はしてないはず…」


「不純異性交遊がバレたとか?」


「いや、してないし。事実だとしても呼び出しは生徒会じゃなく教師からだろ…」


俺が悪い事をした前提で聞いてくる柳と楠木。


「要件は聞いてるのか?」


天沢は首を横に振る。


「それは、生徒会長から直接聞いてって事だった。」


なるほど。俺は明日生徒会長と対峙しなくてはいけない事になった。



そこから少しおしゃべりをして、この会は解散となった。

帰るね間際、天沢から声をかけられる。


「さっきの生徒会の話、悪い話じゃないからね…?」


と意味深な事を言われ


「良かろうが悪かろうが、あんまりいい気持ちしないね…」


と返答をした。

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