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異世界の空で  作者: 神戸近区


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3/5

発動機

「この戦闘器を飛ばすための装置ですか?」

「一応機密なので詳しくは言えませんがそうです」

見た目は小さな箱のような物だが色々なホースが繋がっている。


「これを起動させても良いのですか?」

「今燃料である魔石を抜いているので少しお待ちください」

燃料は魔石いというものを使うらしい……でも先程の機体には燃料は積んでないって言ってたな?魔石が無くても動くのかな?


「魔石の撤去が終わりました。ここから発動機に魔力を流してください」

発動機の先に棒のような物が付いていてそこに魔力を流せばいいらしい……って魔力ってどうやって流すんだ?


「あの……魔力の使い方が分からないのですが」

「はい?ではどうやって戦闘器を飛ばしたのですか?」


「乗った時に上昇するように考えました」

「ではその棒を持って上昇するように考えてみてください」

すると発動機は凄い勢いで動き始めた。


「このままでは発動機が壊れる。魔力を止めてくれ」

「分かりました」

止まることをイメージしたらすぐに発動機は停止した。


皆は「燃料無しで離陸したのは初めて見た」と言っているが僕にはよく意味が分からない。


「とりあえず僕は学校に帰っても良いのですか?」

「良くない!」


「では戦闘器に乗っても良いですか?!」

「それもすぐには許可できない……君はまだ若い……とりあえず本日の空襲で君は基地内で負傷したと言う事にしておこう」


「では家にも帰れないのですね」

「そうなるな」


「空襲警報って初めて聞いたから驚きました」

「驚いて戦闘器の中に入った君に皆は驚いてるよ」


「どうせ死ぬのなら空を飛んでから死にたかったので……」

「そんなに空を飛びたいのか?」


「はい」

「そうか……我々としても君のような優秀な適合者は一人でも欲しいのだけどな……」


「適合者?」

「適合者というのは魔法が使えても全員が戦闘器を操縦できる訳でもなく、魔法を使える者の中なら選ばれた少数の者の事なんだよ。だから生活魔法も使えずに戦闘器を飛ばした君は正直有り得ない事なんだ」


「では僕は適合者と言う事になるのですか?」

「現状非公式の適合者と言う事になる。もしかしたら他にも生活魔法を使えなくても魔力が多ければ適合者になれる者が居るかもしれない……まだ伝わって来てすぐの技術だから未知数な事が多いんだ」


「そうですか、わかりました。今日はこの基地で泊まったら良いのですね」

「そうだな頼む。それで話は変わるが戦闘器はどうだった?」


「とりあえず乗った感じとしては狭かったですね。あとなぜ武器を付けないのですか?」






今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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