あなたにはただ、いつまでも、あなたのままでいてほしい。それがわたしの願いなの。
涼しげな目もとが印象的なあなたに、いつだって心奪われるの。
初めて出会った時からそうだったわ。あなたのその目もとがすごく好きで、見れば見るほど惚れてしまう。なんだかんだいちゃもんをつける人もいるけれどわたしにとってはそれが最も理想的。目にするたびに心を掴まれて、なぜだか分からないけれど離してもらえないの。
だからね、あなたはずっとそのままでいて。
あなたのその涼しげな目もとが失われるととても寂しいから、どうか、時が流れたとしてもそのままのあなたでいてほしい。
そうしていれば、わたしはずっとあなたの虜だから……。
人である以上、常に変わりゆくもの。季節と同じね。その移ろいを止めることなどできはしない。
けれど、どうか、本質的なところだけは変わらないままでいて。
いいえ、変わってしまうのは仕方のないことだし、どう頑張っても変化は止められないからべつに構わないのだけれど……でも、呆れるような冷ややかな言葉に耳を貸すことだけはしないで。
わたしはあなたのままのあなたが好き。
だから惑わされないで。
たった一つの強さで、この心を掴んで絶対に離さない、そんなあなたを消してしまわないで。
つまらない言葉で揺れ動いて、最も尊いところを叩き壊すような、そんなことはしないでほしい……それだけがわたしの願い。
あなたの一番になれるかどうか、なんて、そんな贅沢なことを言うつもりはないの。あなたがあなたでいてくれるならそれでいい。それが一番重要だから。わたしはそこだけを護りたい。あなたがあなたであるところ、そこを護るためなら、きっと何だってできるわ。
涼しげな目もとが印象的なあなたに、いつだって心奪われるの。
今日もまた惚れてしまうのね。
愚かなくらい繰り返す。
終わりのない道のり、でもいいの、あなたがあなたのままでいてくれるなら。
◆終わり◆




