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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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わたし、こう見えて怒っているのよ。~いつか天罰が下るでしょう~

 わたし、こう見えて怒っているのよ。


 あなたの罪は重いわ。

 それはもう山一つがひっくり返るくらい。あなたは気づいていないのでしょうけれど。あなたがしたこと、あなたの裏切り、それは、それほどまでに重いものなのよ。もっとも、生涯気づくことはないのでしょうけれどね。

 それでも、気づいていないからといって罪が消えるわけではないわ。むしろ、反省がない分だけ罪は重くなるくらい。あなたは自分の行いについて考えてみたことなんてないのでしょう、それは最も重い罪だわ。永遠に責められても仕方のないことよ。


 でもね、これ以上問い詰めることはきっとないと思うわ。


 だってあなたは理解できないでしょうから。


 あなたはあなたでいればいい。

 そしていつの日か天罰が下ってから慌てればいいの。


 ……だから、さよなら、とだけ告げておくわね。


 遠い未来で取り返しのつかないことになってから気づけばいいの。そして己の愚かさを恥じればいい。痛い目に遭いながら、過去の行いを後悔して、それでも罰から逃れられない運命と共に暗闇に沈めばいいだけ。



◆終わり◆

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