どんなことがあっても、希望を見つけながら生きていきたい。(2)
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苛立った夜もあったような気がするわ。思い通りにならないことにはもやもやさせられるものよね。だって人だもの、上手くいっている時とそうでない時の心の状態がまったく一緒なんてことはないでしょう。
気になることはずっと気になってしまうものだものね。
幸せのためには余計なことを考えるべきではない。考えることが好きなら、せめて、もっと意味のあることを考えるべき。本当はそうなのだけれど、心はなかなか上手く従ってはくれない。だからいつだって暗い方に向かっていってしまいがち。
血を流すくらい傷ついていても笑みを浮かべられるような強い人でいたいけれど、それはまだ無理そうね。
虹がかかった空を見上げれば少しは心が晴れるかもしれないけれど。
日射しを浴びて、ほんの僅かに心が柔らかくなったなら、もしかしたらまた歩き出せるかもしれないけれど。
惨めなわたしのままでいたくはないから、ここは何とか勇気を出して、前へ一歩だけ進み始めてみようかしら――なんて思いながらも、すぐには動けないから、人とは難しいものだわ。
凛々しい強さが欲しい、こんなにそう思った日はなかった気がする。
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裏切ったわね、なんて、責めるつもりはないけれど。それでも覚えていてほしいのは、あなたの行動で傷ついた人がいるという事実よ。
苦しみを他者に与えておいて自分だけ清らかな幸福に身を委ね生涯を終えようだなんて、そんな愚かな夢だけはみないで。
擦り切れるような心でいても、人は生きていく。
辛さをごまかしながらでも、人は生きていける。
縫い合わせたところからまた痛みがじわりと広がったとしても、それでも命を投げ捨てることはしない。心が壊れても、道が失われても、それでも歩くわ。けれどそれは許したということではないのよ。命在ることと許したということは同じ意味ではないの。
不思議なくらいすっとした顔で生きていくであろうあなたに言いたいことはそれだけ。
無視されてもいいわ。もう関わる気はないし関われるとも思っていないから。でも言いたかったの。放った言葉、そのすべてが、呆気なく宙に溶けて消えてしまうとしても。言いたいことを言えないまま生きていきたくはなかった、それだけのことよ。
緩やかに、すべてが過去になっていく――。
留守番してくれていた心でさえも、いつしか遠い過去へと流されて、見えなくなっていってしまうのね。




