明日晴れるかな、なんて、あの頃はよく話していたよね。~婚約破棄ですべてが終わってしまいました~
明日晴れるかな、なんて、あの頃はよく話していたよね。
空を見上げて。
隣り合って。
純粋な心だけを持って。
未来のこととか、不安とか、そんなものは一切頭の中になくってさ。
いつまでも一緒にいられればいいね。
そんな風に言い合ったのも。
きっと若さゆえに純粋で単純だったからなんだろうね。
どこまでも一緒に行ける、そう思ってたんだ。
……貴方もきっとそうだったでしょう?
家が近くて仲良しだったから、このまま真っ直ぐ進んでいって、いつか家族になるんだって。そう思っていたんだ。お互いに、ね。何度も語り合ったよね。未来のこと。二人のこと。それで楽しそうに瞳を輝かせて。希望に満ちた未来を穢れない心で信じていたよね。
「「結婚しようね!」」
夕暮れ、空の下、約束したこと。
私は忘れていないよ。
でもきっと貴方も。
忘れてしまったわけではなかったんだろうね。
けれど、終わってしまった。
貴方は私との関係を終わらせることを選んだ。
婚約破棄を宣言して。
一方的に関係を終わらせる言葉を発してきたんだ。
どうしてこんなことになってしまったんだろう……。
今も分からないままなの。
何がどうなっているのか。
でも、貴方の中で何かが変わったということだけは、確かなことなんだよね。
◆終わり◆




