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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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いずれすべてが過去になる

詩のような作品です。

流れる川の水のように

時は過ぎていった

悲しいくらいの速度で

現在は過去になり

未来もまたいずれ過去になってゆく


愛していたもの

大切だったもの

そのすべてが

いずれは過去のものとなり

生命の始まりの地へと

溶けて消えるのでしょう


触れた指先の微かな温度

柔らかな髪の温もり

それすらも束の間のものでしかなく

記憶の中には残っていても

共に歩んでゆけるわけではない


本当に大切なものなんて

どこにあるのかしら


夜空見上げて呟いたことを忘れはしない


あの頃は幸せだったけれど

確かな未来が見つけられなかった

あの日々は温かかったけれど

確かな道を見つめられなかった


終わりまで持ってゆけるものには

限りがあるから

多くのものを手にしていても

思ったよりは何も残らないものね


そう気づいた時は

寂しさと切なさと悲しさとそれから……

いろんなものが渦巻くようで

胸の内が忙しくなっていたわ


流れる川の水のように

時は過ぎていった

悲しいくらいの速度で

現在は過去になり

未来もまたいずれ過去になってゆく

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