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優しい嘘
詩のような作品です。
悲しいくらい優しい嘘
つけばつくほど
胸の奥で何かが崩れてゆく
一秒一秒が
崩壊への道であることを
確かに感じながら
それでも抗うことはできず
破滅へと向かうだけ
虚しいくらい優しい嘘
吐き出せば吐き出すほど
頭の中の何かが壊れてゆく
一歩一歩着実に
崩壊への道を辿ることを
静けさの中で理解しながら
それでも抗うことは叶わない
破滅への道をなぞるだけ
涼しい顔をして
未来を見据えているようなふりをして
その裏には
溢れ出すほどの複雑な色が
残酷なほどに
救いようがないくらいの形で
残り続けている
その想いは
その感情は
水に溶けて流れることはなく
夜が過ぎるのを待つように
立て続けたとしても
自然に消えゆくはずもなく
どうしようもないくらい
柔らかな微笑みをたたえながら
この身に刃突き立てる
悲しいくらい
虚しいくらい
残酷な現実を突きつける




