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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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ある朝、婚約者である彼が、見知らぬ女性を連れて私の前に現れまして……? ~二人はあの後勝手に滅んだみたいですね~

 ある朝、婚約者である彼ディマインが、見知らぬ女性を連れて私の前に現れた。


「俺さ、この女性と結婚するって決めたんだ」

「え……」

「だから俺たちの関係はここまでにしよう」


 何を言っているの? という気持ちでいると。


「婚約は本日をもって解消。……それでいいよな」


 さらにそんなことを言われてしまい。


「ちょっと待って。さすがに急過ぎない? 何かあったの?」


 尋ねてみても。


「いやもうそういうのいいから」


 雑に返されるだけで。


「じゃ、そういうことだから。さよなら。バイバイ」


 信じられないくらい呆気なく切り捨てられてしまったのだった。



 ◆



 あの後、何が起きたのかを知った私の父は激怒、ディマインの両親に文句を言いに行ってくれた。

 で、その結果、ディマインの両親から謝罪を受けることができ、償いのお金も支払ってもらうことができた。

 ただ、ディマインと女性は二人で行方をくらませたので、その後彼らに合うことはないままとなってしまった。



 ◆



 あれから数年、私は、この国で最も大きな会社の社長の長男と結婚した。


 お金目当てとか。権力目当てとか。そんな風に思われてしまうかもしれないけれど、実際にはそんなことはなくて。ちょっとした出会いから幕開けた関係は、気づけば発展していて、その果てで私たちは結ばれたのである。


 ちなみにディマインと女性はというと、あの後幸せにはなれなかったようだ。


 ディマインは女性に言われるがままにお金を使っており、それによって持っていたお金を失ったそう。で、お金がなくなった途端、女性から相手にされなくなり。女性に捨てられたディマインは、絶望の中で、飢えに倒れたそうだ。

 一方女性はというと、ディマインを捨てた後に別のお金持ちな男性に取り入ろうとしたそうだが、男性の元々の交際相手と揉め、交際相手が送り込んだ刺客に命を奪われてしまったらしい。



◆終わり◆

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