表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

325/350

猫族の姫、婚約破棄される。〜理不尽な目に遭わされても諦めなければ幸せは掴めます〜

 猫族の姫ラティシアは隣国である人間の国の王子ガーンと婚約していた。

 だがガーンは裏切った。

 婚約者であるラティシアを放置しておいて、幼馴染みである女性ナナと裏でこそこそいちゃついていた。


 やがてそのことを知ったラティシアは深く傷つく。

 ラティシアは、種族こそ違っても、婚約者となったガーンのことを慕っていた。だからこそガーンの裏切りを知ってしまったダメージは大きくて。夜が来るたび泣いていた。


 そんなラティシアを黙って見ていられなくなった猫族の王は、ガーンを呼び出し、文句を言ったのだが。


「はぁ? あんたらみたいな猫族、低レベルなんだから、婚約してもらえてるだけで感謝しろよ」


 ガーンは、悪いことなどしていない、とでも言いたげで。


「てか、おとーさん、そんな面倒なこと言うなら……婚約破棄するけど?」


 さらにはそんなことまで言い出して。


「もういい。ラティシアとの婚約は破棄とする! 今ここで決めた。……永遠にサヨナラだ」


 しまいには身勝手な宣言をした。


 ガーンは平気でラティシアを切り捨てたのだった。



 ◆



 正当な理由なく婚約破棄されたことに激怒したラティシアの父は、ガーンの国へ宣戦布告。

 それにより戦争が始まる。

 猫族の軍は、その圧倒的な強さをもって、人間の国を叩きのめした。


 人間の国の王族はそのほとんどが処刑され、王子であるガーンも例外ではなく民らの前で処刑された。


 そして、ガーンの浮気相手であった幼馴染みナナもまた、戦後のごたごたの中で命を落とすこととなる。

 ナナは、ガーンと親しかったがゆえに猫族の国から目をつけられており、捕らえられてからは徹底的に苦痛を与えられたうえで処刑されたのだった。


 一方、ラティシアはというと。

 自国へ戻ってから貴族の男性と結婚し穏やかに幸せに暮らしている。

 彼女はもう泣いてはいない。

 辛い出来事も乗り越え、真っ直ぐに立ち、希望ある未来を迷いなく見つめている。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ